相棒【HQ！！×東京喰種】IV

第144話 ページ6

大学生活にも十分なれて来た頃、今日もまた喫茶店『:re』を訪ねていた


もちろん、飛雄と一緒だ。2人でコーヒーを飲んでいると、端の二人席にポツンと座っている人を見つけた


どこかで見たことがあると思ったら、いまは何故かCCGにいるケンだった



トーカ｢偶に来るんだよね。目的は多分コーヒーじゃない｣


｢えっ…じゃあ何？偵察？｣


トーカ｢いや…自意識過剰かもしんないけど…きっと私だ｣


影山｢え、金木さんって霧島さんのストーカーなんスか｣


｢違うそうじゃない｣



なるほどな、と思いながらまたケンに目をやった


やっぱりケンとは明らかに見た目が違う。だからかな、佐々木って奴の時の方が強く見えるのは




｢…けどトーカは来てくれて嬉しいんだろ｣


トーカ｢んー…まぁね｣



素直じゃねーな




◆




時は流れ、そろそろ大学の大会シーズンだ


今日、そのレギュラーチームが発表される



監督｢全員集合したな。じゃあレギュラーを発表する。背番号も同時に言うから、よく聞いておけ｣



部員全員がハキハキと返事をして、監督がプリントに目をやった



監督｢1番主将、北川。3番、｣



監督はたんたんと読み上げていく


岩泉さんと西谷さんは名前を呼ばれた


呼ばれた人数から計算して、残るは2枠。2年で何人呼ばれるか、もしくは1年に来るか



監督｢11番、夜神。12番、影山。以上｣



呼ばれた。俺たちの名前が、呼ばれた


俺は飛雄と顔を見あって喜んだ


それから少し気恥しくなってそっぽを向いた



影山｢ま、まぁ、当然だろうけどな！｣


｢そ、そうだな！｣



ユニフォームを貰って、また実感が湧いてきた



岩泉｢お前ら凄いな、今まで俺がいた中で1年レギュラーはお前らが初めてだ｣


西谷｢俺も1年の時4年にリベロのすげー人がいたからレギュラー入り出来なかったし！｣


｢｢アザっす!!｣｣



トーナメントも後日発表された。初戦は慶応大か。月島のいるところだ。確か、クロと研磨も。


高校時代にはなかなかやることの出来なかったメンツだし、楽しみだ

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