相棒【HQ！！×東京喰種】IV

第143話 ページ5

岩泉｢よう｣



声をかけられた方へ顔を向けると、よく見知った人がいた



｢｢岩泉さん！｣｣


岩泉｢久しぶりだな！お前らもここだったとは…影山は及川の所へ行かなくて良かったのか？｣


影山｢いえ、及川さんは倒したい相手なので｣


岩泉｢そりゃそうだな。夜神と影山で話し合ってここに来たのか？｣


｢いえ、たまたまです。東海大は良いところです｣


岩泉｢だよな。そういや、夜神と同じチームは初めてだな。影山とは久しぶりだし。俺も楽しみになってきた｣


｢俺もです。ところで、元烏野のリベロ知りませんか？確かここだったんですけど見当たらなくて｣


岩泉｢あぁ、夕か。夕なら教授に呼び出されて…多分もう少しで来ると思うぞ｣



岩泉さんはそう言うと、体育館の出入口の方を向いた


すると丁度、｢すいませーん！｣と慌ただしく入ってきた人がいた


その人は俺たちを見つけると、とびきりの笑顔でこちらへ寄ってきた



西谷｢夜神！影山！お前らもここか!?｣


影山｢はい。1年ぶりですね｣


西谷｢おおー！ハジメさん！今年の東海大は100人…いや、1000人力ですよ！｣


岩泉｢俺も期待してたところだ。こいつら、自己紹介の時五輪代表になるって大口叩いて宣言したからなぁ｣


西谷｢マジっすか！見たかったー！｣



懐かしい人達で談笑していると、さすがに練習に戻らないと怒られると思い、それぞれの場所へ散った


大学生活初日だったが、分かったことは多数ある


どうやら岩泉さんは次期主将だと囁かれているらしい。西谷さんは去年からスーパーリベロだと偶にメディアからも取り上げられてる


東海大の現在のライバルは中央大。及川さんがいるところだ。まぁ阿吽コンビがいればそうなるか



影山｢…で、俺達は五輪代表宣言をしちまった訳だが｣


｢おう｣


影山｢今からレギュラー入ってないと難しいよな｣


｢確かに。4年までいるからレギュラー入り自体難しいだろうが…俺達ならいけるだろ｣


影山｢今のところ、現在のレギュラー対控えでの試合を見てみたが…サーブの威力は負けてない｣


｢それを言うならセットアップの正確さだってな。あとさすが西谷さん。レシーブ力が一段と上がってる｣


影山｢うん…俺ら用の2枠ぐらい、簡単に奪えそうだ｣



俺達はレギュラー陣を見ながら獲物を狩るハンターのように笑った

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