22【終】 ページ22
「違うの!誤解。ころんくんが、ころんくんが…」
何も言えなかった。
なんて言えばいいのか分からなくなって。
ジェルくんに分かってもらえるはずない。
こ「ぼっ僕のせいなの…」
ジ「ころん…」
こ「僕が勝手にジェルくんから逃げ回って、Aちゃんを振り回して…みんなに、自分勝手で迷惑をかけちゃったんだ…ごめん本当に。もうAちゃんとは居られないよね…」
「違う…違うくないけど違う…ころんくんだって、私の事純粋に好きで居てくれた。」
こ「でも…」
「ころんくんは、私の事、好き?でしょ…」
こ「そんなの当たり前でしょ!?」
複雑。
だけど。
私、
「どっちも好きなの…」
きっと、
理解出来ない。
でもほんとの事だし
答えなんてないよ。
ジ「なんでなん…?」
悲しそうな目をしてる。
伝わる。
こ「…」
“逃げたい“
そんな事だけが頭を過った。
「私、帰ります」
るぅとくんとなーくんが気まずそうな顔をしている。
そんな時に、莉犬くんとさとみくんが驚いた顔でこちらを見ていた。
莉「まっ、間に合った?」
さ「…」
「間に合ってません!!帰ります私」
イライラした。
頭がもう。なんか分かんなくて、
る「まっ、待って下さい!!!」
「るぅとくん…そこどいて?」
る「嫌です!何があってもどきません!」
「なんで…?なんでなの」
る「Aちゃんは絶対に、そんな人じゃありません!」
さ「俺も。そう思う」
莉「逃げてばっかりいたらダメだよ…そろそろ、答えを出さなきゃ」
「でも、でも」
る「ジェルくんが好きなんじゃないんですか?」
こ「…」
ニコッ
ころんくんが無言で微笑んで見せた。
涙をぽろぽろ流して、
上を向いて、またこちらを見た。
「ころんくん…」
こ「いいよ…!、僕、Aちゃんよりも素敵な人見つけて、Aちゃんとジェルくんとダブルデートするよw」
またそんな事を言いながら、愛想笑いで恥ずかしさを飛ばした。
「ん〜!もー私よりも良い人なんて見つかるかね〜wダブルデート。しよーね!」
ころんくんの肩を掴んで、キュッと抱きしめた。
最後に
「約束!」
そんな言葉を交わして、
ころんくんに別れを告げた。
ジェルくんとは、付き合い始めた。
たまに、ころんくんの事を思い出す。
その度に、"約束"という言葉を交わした時に貰った、あの花を思い出す。
"アスター"の花を。
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ぶっかけらぁめん(プロフ) - そらさん» ありがとうございます…///ちゅちゅちゅちゅ(((( (2021年4月12日 14時) (レス) id: 832fa9e0e7 (このIDを非表示/違反報告)
そら - は。好きです。ちゅちゅちゅ(((( (2021年4月10日 13時) (レス) id: dfdd6ad106 (このIDを非表示/違反報告)
ぶっかけらぁめん(プロフ) - あすかさん» んんんんん!!??ありがとうございます!!更新頑張りますね('Д') (2021年1月4日 22時) (レス) id: 94f10083d9 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 最高最高最高最高最高最高最高最高最高最高((荒らしじゃないです更新待ってます!!! (2021年1月4日 22時) (レス) id: 2b5a763159 (このIDを非表示/違反報告)
めあるらぁめんたん推し - 死なないでくださいね!?もうらぁめんたん推しでございます!らぁめんたんの作品全部見ますねぇっ! (2021年1月3日 18時) (レス) id: c271d63613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶっかけらーめん | 作成日時:2020年12月13日 22時