後ろ座席【橙】

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「やったぁ！！！！！」


先日，ライブの当選結果が出た

金欠なので，2枚しか応募券を買えず思いを込めて応募した2枚。

その2枚のうちの1つが当選したのだ。



そりゃ嬉しかった。月に一回しか貰えないお小遣いで買った物だった

そして席の確認。


まさかの後ろ座席。

そこまではまだ良かった…

後ろ座席の端


ハッキリ見える訳がないのだ

でも私はその空間に居れるだけで嬉しかった。

お母さんがテストで100点を取ったら，ライブグッズを買ってくれるといったから
猛勉強した


そして当日。

荷物を駅のロッカーに入れ，タオルを首に巻きシュシュを手首に通す。

ペンライトを持ち，痛バックを背負って，ライブ会場に向かった。


スタッフさんに声を掛け，座席まで案内して貰った。


内心すごくドキドキしていた。

ずっと憧れていたジェルくんを生で見れるのだ


目をキラキラさせて，ステージを見ていたら隣の席のリスナーさんが話しかけて来た


りすなー「あ！もしかしてジェルくん推しですか？良かったら，その莉犬くんの缶バと交換してもらえませんか？」

「ほんとですか？ありがとうございます！！」


とても楽しかった。リスナーさんとのお喋り


だが，一つ問題が有った。

ここからだと，本当にぼやけてしか見えなかった


だがモニターからは見えた。私はそれだけで満足していた…

前のモニターに夢中になってみていると


ジェルくんが後ろに居たのだ



ジ「Aちゃんだよね？いつもTwitter見てるよ((」

小さい声であのエ●い低い声で。


ほんとにうれしかった



でもそれだけではなかった。

帰ってからの事の方が驚くべき事だった

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