ぼんちゃん 病気

24　拒食症　メフィスト　続き ページ23

レ 「34度8分!?低すぎだろ！壊れてんのか？この体温計」

メ (そういうことにしておこう…)

メ 「ふふふふ♪バレちゃった♪」

レ 「…メフィスト…お前なぁ…何百年も一緒だった腐れ縁を舐めんなよ？」

メ 「ば…バレた…」

レ 「当たり前だ!」

レ 「…で」

メ 「？」

レ 「心当たりは？」

メ 「ない…」

レ 「嘘付け…病気名もきっかけも予想ついてんだろ」

メ 「ギクッ」

メ (図星…)

レ 「話せ」

メ 「何で…」

レ 「は・な・せ・？(圧)」

メ 「わっ分かったよ…でも…」

レ 「？」

メ 「きっかけだけは言いたくないんだけど…ダメ…かな？」

レ 「…………すまんが、そうしたらまたおこっちまうから……だめだ」

メ 「…分かったよ…多分…確信に近いけど…病名は、拒食症」

レ 「拒食症…」

メ 「原因は……」

レ 「落ち着いてゆっくりでいいから話してくれ…」

メ (深呼吸しよう…)

メ スーハー

メ 「…よし…原因は、ソフィアだ」

レ 「ソフィア？」

メ 「僕が…魔王だったときの、初恋の女性」

レ 「ソフィアがどうした」

メ 「僕のせいで…死んじゃって…ヒック…それで…周りから…ヒック…死神って言われて…レオちゃんや…ヒック…ネロ君達まで…ヒック…僕のせいで死んじゃったらって…ヒック…思ったら…ヒック…怖くなってきて…」

レ 「そうか…大丈夫。死んだりしねぇよ。安心しろ」

メ 「…ヒック…ごめんね愚痴なんて聞かせちゃって…」

レ 「俺も…俺もそういうことあったから…」

メ 「えっ」

レ 「モニカが死んで…思わずお前を殺すなんて言っちまって…後悔と無力さを感じちまって…」

メ 「レオちゃん…」

レ 「あん時はほんと悪かった…」

メ 「大丈夫だよ」

レ 「俺が拒食症になったときは、こんな感じだったぜ？」

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