52回表 ページ5
「な、なんでなの！？」
「ヒャハハ！残念だったな、成宮！」
「なんで雅も一也もB組で私と倉持がA組なの！！」
「ほんまになんでウチがこの眼鏡の面倒見なあかんねん」
「お前は本当、俺に当たりきつくね？」
新入生を迎え、私たちの学年も二年になりクラス替えが行われた
クラス毎に名前が張り出されている大きな紙の前で私は絶句していた
雅も一也も隣のクラスだなんて…！倉持が同じクラスだというのが唯一の救いだ
「うっ、離れても私の親友は雅だけだからね…！」
「A…っ！お昼は一緒に食べよな！」
「今生の別れじゃねーんだから」
「A、俺は？」
「…まぁ一也は部活でも会えるし」
「…」
「ヒャハ！残念だったな御幸ー！」
そんな会話を交わしながら泣く泣く雅と一也と分かれ倉持とA組に入る
すると見た事のある女子がこちらを見ているのに気が付いた
「おい成宮、あの女子って」
「あー、うん、例のだね」
「お前実は厄年なんじゃね？」
「そ、そんなハズは…」
そんな視線から目を逸らしつつ倉持と小声で話す
そう、一年の時に盛大に絡んできた一也ファン、しかも過激派ときた
まさかそいつとも同じクラスになろうとは…
倉持とは席が少し離れているし、最悪だ
とげんなりしていると、隣から聞き慣れた声が
「あー、キャプテン隣だー！」
「わっ、小鳥遊、同じクラスだったんだ」
「え、酷くない？ちなみにナベちゃんも一緒だよ」
「まじ？どこ？」
「ほら、キャプテンの三列斜め前」
「ほんとだ」
雅と一也と倉持しか咄嗟に把握してなかった
他の部員が同じクラスだというので少し気持ちが楽になる
しかも隣が元チームメイトでクリーンナップを共に務めた小鳥遊なのだから尚更
「御幸と離れたのが残念なんでしょ」
「…一也とは部活でも会えるし、どちらかと言うと雅」
「ふふ、素直じゃないね、眉間にシワよってるよ」
「んな！？」
ほんと、こいつは伊達に長い付き合いじゃないな、と寄ったシワを戻す為に親指で抑える
ちぇー、なんかムカつくから後で一也の基礎練コソッと増やそ
そんな姿を例の女子が見ているとも知らずに
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とらお(プロフ) - ジョゼフィーヌさん» この度はコメントありがとうございます！ダイヤ、残り2話…衝撃でした…。でもまだactIIIを信じてます！！でもそのおかげで出会ってくれたのは感謝しかないですね、凄く褒めていただけて光栄です！自己満作品ではありますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 18時) (
レス) id: 9196c41cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ジョゼフィーヌ(プロフ) - ダイヤのA最終回まで残り2話と聞いて何か面白い夢小説ないかなって思って探してたら、この作品に出会えて、凄く読み応えがあるし、続きも気になります！無理しない程度に更新頑張って下さい！楽しみに続きまってます！ (2022年10月12日 16時) (レス) @page27 id: 8e4a678c0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2022年9月25日 14時
