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68回裏 ページ38

関東大会、一回戦
相手は神奈川の強豪横浜学園

6回まではいいピッチングをした丹波さんも7回には相手打線に捕まり始め4得点を許し同点から一気に2-6

調子付いた相手の円陣にスコアを記入しながら舌打ちする
そろそろ潮時だな、監督を見ると同じことを考えていたのか私を見て頷いた


「さぁ、デビュー戦だよ、行っといで怪物ルーキー」

「はい」

《8回の表、青道高校投手の交代をお知らせします》


アナウンスが鳴ったと同時に会場がザワつく


《8番丹波くんに代わり、ピッチャー降谷くん、ピッチャー降谷くん》


グラウンドへ出ていった降谷を見てこちらがワクワクしてきた



「ふっふっふっ、どんなもんか見せてもらおうじゃないか」

「あの鬼、めちゃくちゃ楽しそうだぞ…」

「相手の驚く顔が楽しみなんだとよ」

「性格わり〜」

「聞こえてんぞ!あ、丹波さんは帰ったら反省会だから覚悟しといてね」

「うっ…!はい」


睨みを効かせるとその向こうでちょっと落ち込んでる丹波さんを見つけたのでついでにニッコリ声をかけると敬語で返事が返ってきた、ウケる




ズドン!!

一也のミットに納まったボールは凄い音を立てて会場に響き渡った


「あはははは!相手の監督見てよ、あの焦った顔!これが見たかった!」

「誰かこの女王様の性格を公正させろ!」





相手バッターもその威力に押されて高めのストレートに全部手を出してくれている
9回で5者連続三振



「御幸のおかげで降谷がのびのびとピッチングできてる、あの二人いいバッテリーになりそうですね?」

「ええ」

「課題は沢山だけどね」

「成宮は厳しいなぁ」




最後の打者もキッチリ三振で抑えた降谷は皆に囲まれながらベンチへと戻ってくる




「成宮先輩、どうでした?」

「ナイスピッチ!課題はやっぱコントロールだけど相手監督のいい顔見れたから今日はOK!最高!」

「ありがとうございます」



ベンチに戻ってくるなり私の元へ来て自身の評価を聞きに来るのが可愛くて背中をポンポンと叩いてやる
するとそれが嬉しかったのかホクホクとした様子でアイシングへと向かった



「さぁて、一年がいいピッチング魅せたんだからこのままじゃ終われないよねぇ?」

「ゲッ、矛先がこっちに向いたぞ」

「最終回、何点取ってきてくれるのか楽しみにしてるよ、野郎ども〜!」

「こりゃこのまま終わったら女王様の説教待ったナシだな!」

「帰ったら千本ノックでもする?」

「こえー事言うなよ!」

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とらお(プロフ) - ジョゼフィーヌさん» この度はコメントありがとうございます!ダイヤ、残り2話…衝撃でした…。でもまだactIIIを信じてます!!でもそのおかげで出会ってくれたのは感謝しかないですね、凄く褒めていただけて光栄です!自己満作品ではありますが、これからもよろしくお願いします! (2022年10月13日 18時) (レス) id: 9196c41cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ジョゼフィーヌ(プロフ) - ダイヤのA最終回まで残り2話と聞いて何か面白い夢小説ないかなって思って探してたら、この作品に出会えて、凄く読み応えがあるし、続きも気になります!無理しない程度に更新頑張って下さい!楽しみに続きまってます! (2022年10月12日 16時) (レス) @page27 id: 8e4a678c0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とらお | 作成日時:2022年9月25日 14時

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