67回裏 ページ36
『一年、降谷沢村は至急ベンチ前に集合』
ランニング中だった一年投手二人を高島先生がアナウンスで呼び出す
ベンチ前には呼び出した本人である高島先生と私と一也、そして
「優くん、調子はどう?」
「まぁまぁだな」
「そっかー、何かあればいつでも言ってね、なんたって優くんのバッテリーは…」
「ハッ、ハァ…何すか?」
息を切らして走ってきた降谷と沢村は呼ばれた理由が分からないようで頭に疑問符が散らばっていた
「君達二人には今日から投手陣のメニューをこなしてもらうわ、練習量は皆の倍になるけど頑張って」
「おおおおお」
「降谷くん、あなたは来週の関東大会に登板があるかもしれないから御幸くんと組んでセットプレーやサインの確認をしておいてね」
「はい」
そんな高島先生の言葉に驚いた顔をする沢村の心中はお察しだ
「礼ちゃん、コイツ球威はあるけどコントロールは全然ッスよ!あと毎日100球は投げ込んでスタミナも強化しなきゃな〜」
「そうそう、ボールの圧は凄いけど大体が上に浮くんだよね、相手も最初は良いとして目が慣れたらわざわざボール球振らなくなるだろうしね」
「あら、降谷くんの球受けたことあるの?いつの間に?」
ぽんぽこ進む話に沢村はワタワタし通しだ
焦る気持ちは分かるが、お前は後な
「自分は御幸センパイと成宮センパイの指示に従います、よろしくお願いします!」
黙って聞いていた降谷がやっと口を開いたと思えば頭を少しばかり下げてハッキリとした言葉で伝えてきたので一也は驚いていた
「なんだよお前今日はやけに素直だな」
「最初はこれぐらいがいいかと」
「え、降谷はいつも素直だよ?」
「成宮先輩は、良い人…」
「だってさ」
「はっはっはっコノヤロォ〜!」
こちらはこちらで盛り上がっていると高島先生が沢村に優くんを紹介していた
自分のバッテリーが優くんだと知り、不公平だ!と嘆く沢村に優くんが無理矢理握手を促した
「いっ!」
「気が合うね、俺だってお前みたいなやつと組みたくない…」
「え!?」
「よろしくな、ヘボピッチャー」
あ〜あ、こりゃ一触即発だなぁ
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とらお(プロフ) - ジョゼフィーヌさん» この度はコメントありがとうございます!ダイヤ、残り2話…衝撃でした…。でもまだactIIIを信じてます!!でもそのおかげで出会ってくれたのは感謝しかないですね、凄く褒めていただけて光栄です!自己満作品ではありますが、これからもよろしくお願いします! (2022年10月13日 18時) (レス) id: 9196c41cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ジョゼフィーヌ(プロフ) - ダイヤのA最終回まで残り2話と聞いて何か面白い夢小説ないかなって思って探してたら、この作品に出会えて、凄く読み応えがあるし、続きも気になります!無理しない程度に更新頑張って下さい!楽しみに続きまってます! (2022年10月12日 16時) (レス) @page27 id: 8e4a678c0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とらお | 作成日時:2022年9月25日 14時