60回表 ページ21
「おかわりっ、もごっ、おねがいします!」
「なんだお前、大分食えるようになったじゃねぇか、初日は吐いてたくせに」
少し離れた場所で一也が沢村に絡んでいるのが見えた
私の隣に来ないだなんて珍しい、明日大雪でも降る?
「若い奴は成長が早くていいねぇ」
「うっふぇえ!」
うん、それはうっせぇだわその言い方オヤジ臭い
あとご飯の時くらい帽子脱げハゲるぞ
そんなことを考えながら観察していたら一也はその場に腰を下ろした、自分から沢村に絡むなんて珍しい
やっぱ明日は降るな、雪
「ゆっくり食えよ、体に良くねぇぞ」
「…皆静かだけど、何かあったのか?」
辺りを見渡した沢村が一也にそう質問した
あれ、あの子もしかして聞いてない?
「ん?お前聞いてねぇの?明日一年のチームと二・三年で試合やるんだぜ」
「なにィ!?そんな話全然聞いてねーぞ!!俺は出れんのか!?俺はー!!」
「いや、俺先輩だからー」
勢いよく一也の胸倉を掴んでガクガク揺らす沢村に思わず吹き出しそうになった
ほんと一也に対して舐めてると言うか先輩に対して物怖じしないというか、私に対しては礼儀正しいけど
一也が沢村に説明していると私一押しの後輩がトレーを持ってそちらに近づいているのが見える
「あの」
「?」
「ここ隣いいですか」
「っ、お前は!」
「…失礼します」
「え、え?え?」
沢村と目が合った瞬間、降谷は何故か沢村が座っている席に割り込み一也の隣をもぎ取った
なにあれウケるんだけど、その光景を見ながら笑っていると倉持におかずを取られそうになったので手をたたき落としてやった
「御幸先輩、自分は明日ここに居る誰にも打たせるつもりはありません、そしたら僕の球、受けて貰えますか」
「なぁ!?」
その瞬間、食堂の雰囲気がガラリと変わる
ほんと今年の一年は怖いもの知らずか馬鹿しか居ないのか?
「おいルーキー、誰にも打たせねぇだと?お前、ここがどこだか分かってんのか?中学出たばかりででかい口叩きやがって」
「御幸に受けて貰いたけりゃ、結果残してから言えや」
あーあー、言われてムカつくのは分かるけど、それは流石に大人気ないぞぉ
酷くなる様なら口出すか、と思っていたら別の場所から声が上がった
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とらお(プロフ) - ジョゼフィーヌさん» この度はコメントありがとうございます!ダイヤ、残り2話…衝撃でした…。でもまだactIIIを信じてます!!でもそのおかげで出会ってくれたのは感謝しかないですね、凄く褒めていただけて光栄です!自己満作品ではありますが、これからもよろしくお願いします! (2022年10月13日 18時) (レス) id: 9196c41cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ジョゼフィーヌ(プロフ) - ダイヤのA最終回まで残り2話と聞いて何か面白い夢小説ないかなって思って探してたら、この作品に出会えて、凄く読み応えがあるし、続きも気になります!無理しない程度に更新頑張って下さい!楽しみに続きまってます! (2022年10月12日 16時) (レス) @page27 id: 8e4a678c0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とらお | 作成日時:2022年9月25日 14時