59回裏 ページ20
暫く降谷の球を受けたあと、返球せずに立ち上がる
そろそろ時間だ
「よし、これくらいでいいでしょ、後はブルペンに居るピッチングコーチに指示を仰ぎな」
「え、もうですか？」
「さっきも言ったけどこの後も予定たくさん、私は忙しーの」
早くレギュラー陣の元へ合流しないと誰かさんが拗ねるしね
そんな事を考えながらブルペンを出ると監督達がこちらを見ていた
「お前から見て降谷はどうだ」
「分かってんでしょ〜、私が直接受けるって言い出すレベルの投手だよ彼は」
「あら、随分気に入っているのね」
「身体はまだまだヒョロっちいし球は浮くし、強豪相手に研究されちゃ今のままだったらバット振ってくれるのは一巡目だけだろうね、でもコントロールが身についてあの豪速球を生かせる変化球を手にすれば中々打てないでしょ」
「お前が打席に立った場合はどうだ？」
試すように私を見る監督にキョトンとしてから思わず吹き出す
「それこそ分かってんでしょ？今のままなら甘く入った球を持ってくし、ボール球ならそのまま見て塁に出る」
「後者の場合は」
「うーん、同じく甘く入ったら外野までは飛ばせるかな、でもコントロール身に付けて投げ分けされた上でカウントを稼げる変化球まで持ってる…となると最悪本能のままに叩くって結果になりそう」
「…その本能で叩くが一番難しいのだけどね」
「まぁ私と同じレベルでバッティング出来るの、ここじゃ哲さんくらいでしょ…あー、あとランナーいる時の一也」
何度も言うがあれはランナーが居ないとほんと打てない
キャッチャーの技術だけでなくバッティングももっと私の半身らしくなって欲しいものだ
私は打つぞ、ランナー居なくてもホームラン
「お前、フル装備でどこ行ってたんだよ」
「んー？ブルペン」
「ブルペンー？今あそこは一年の投球見てんだろ」
「そ、だからちょっとだけ受けてきた」
「ふーん、まーたAちゃんは俺より一年なんだ」
「…なに？そのノリ流行ってんの？可愛いよ？」
「うっせ、最近俺の練習全然見てくんねーし、気付いたらどっか行ってっし」
「亮さんのティー付き合ったり純さんのフォーム見たり増子先輩の体型維持メニュー考えたり倉持と実戦形式で盗塁の練習したりと予約が沢山でね」
「…お前身体いくつあんだよ」
「そして練習が終われば他校のデータ分析に自主練の手伝いである」
「俺が癒してやるからな、疲れたら言えよ？」
なんだその心配そうな目線は、解せん
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とらお(プロフ) - ジョゼフィーヌさん» この度はコメントありがとうございます！ダイヤ、残り2話…衝撃でした…。でもまだactIIIを信じてます！！でもそのおかげで出会ってくれたのは感謝しかないですね、凄く褒めていただけて光栄です！自己満作品ではありますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 18時) (
レス) id: 9196c41cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ジョゼフィーヌ(プロフ) - ダイヤのA最終回まで残り2話と聞いて何か面白い夢小説ないかなって思って探してたら、この作品に出会えて、凄く読み応えがあるし、続きも気になります！無理しない程度に更新頑張って下さい！楽しみに続きまってます！ (2022年10月12日 16時) (レス) @page27 id: 8e4a678c0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2022年9月25日 14時
