70回表 ページ41
「で？それどーすんの？」
「それに悩んでるからここで考えてたんじゃん」
「破って捨てれば？」
「それも考えたけど、一応クラスメイトだしなーって」
まぁ、一生相容れなそうなタイプの人種だったけど
それでも何も言わずにそこまでする程私も鬼では無い
さっきたまたま通りかかった梅ちゃんに聞いたら2年の中でもそこそこ人気のある男子らしく、なんでも一年からバスケ部でレギュラー入りしているらしい
その時何故か「いやいやうちの一也くんも一年から正捕手ですよ？顔も性格知らない人から見ればイケメンだし負けてませんよ」と対抗した私に「御幸くんはなんか腹立つから無理」と一蹴りされ撃沈した
さて、話を本題に戻すと、この連絡先をどうするかなのですよ
「だから捨てれば？」
「ん〜なんか酷い事してる気が…」
「てかお前が部員以外の男の名前覚えてるの、珍しくね？」
「さっき本人に田中？って言ったら鈴木だよ！って訂正された」
「聞いた事のあるツッコミだな」
そんな事を言っていると手に持っていた紙をヒョイと一也に取られる
「あ、なにすんの」
「これは没収です」
「ちょっと」
「部員なら兎も角、他のとこ見られんの俺も癪なんですけど」
「…ん？」
いつもの拗ねた時の顔でそう言う一也に首を傾げる
すると大きな溜息をつかれた
「お前が俺に野球してる時に他の奴の事を見たり考えたりするのが嫌って言うように、俺もそういうの嫌だっていう意思表示してんだけど？」
「え、一也にもそういう気持ちあったわけ？」
「はぁ？これでも結構出てる方だと思ってたけど」
「えぇ？そうかな、そういう事直接言ってこなかったからあんま無いのかと」
「倉持やゾノに聞いてみろよ、よく蹴られてるし」
私の言葉により一層呆れた顔をした一也が「あと」と更に言葉を繋げる
「俺、お前に似て結構独占欲強い方だと思うぜ？」
初めて聞いた半身のそういう話といつもとは違った真剣な眼差しに動けずにいると「じゃ、俺昨日のスコアブック礼ちゃんに借りてくる」と去って行ってしまった
「え…、あれなに？」
一也ってもしかして、かっこいい？
あとお目当てのスコアブックは私が小脇に抱えてますけど
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とらお(プロフ) - ジョゼフィーヌさん» この度はコメントありがとうございます！ダイヤ、残り2話…衝撃でした…。でもまだactIIIを信じてます！！でもそのおかげで出会ってくれたのは感謝しかないですね、凄く褒めていただけて光栄です！自己満作品ではありますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 18時) (
レス) id: 9196c41cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ジョゼフィーヌ(プロフ) - ダイヤのA最終回まで残り2話と聞いて何か面白い夢小説ないかなって思って探してたら、この作品に出会えて、凄く読み応えがあるし、続きも気になります！無理しない程度に更新頑張って下さい！楽しみに続きまってます！ (2022年10月12日 16時) (レス) @page27 id: 8e4a678c0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2022年9月25日 14時
