50回表 ページ1
私はとても怒っている
新入部員がどんな子だとか、この一週間見ていない内に部では何かあったか、とか
他にも考えることはあったが、私の中では今現在怒りが勝っていた
「成宮やないか！」
「やっほーゾノ、一週間ぶりー」
グラウンドに入ると側に立っていたゾノが一番に私に気がついた
が、私の溢れ出る笑顔を見て顔が一瞬にして引き攣った
「な、なんやお前、帰ってきて早々その顔は…」
「いやー、ほんと皆や一年達には悪いけど、帰ってきて早々私にはやることがあるんだよね〜」
「あー忙し忙し」そう言って息を大きく吸い込んだ
それを見てゾノと、少し離れた場所に居た倉持が何かを察し「お前ら今すぐ耳塞げ！」と周りに言っているのが聞こえた
「御幸一也ァーーーーーー！！！！！」
キーーーン、とグラウンドに響き渡る位の声量にビックリした部員も居ただろうがそんなものお構い無しだ
多分一年であろう見慣れない部員達は私を見て「な、なんだ！？」と声を上げていた
するとどこからとも無く勢いよくスパイクを蹴る音が聞こえてきた
その瞬間いいスライディングをかまし、とても滑らかな正座で私の前に現れたのは先程私が大声で呼んだ人物
「お、おかえりなさいませ」
「ただいま」
「き、今日はお日柄もよく…」
「そうだね、練習日和だね」
「…えっ…とぉ」
「なんで私が呼んだか、分かってるよね？」
その言葉にギクリと肩を揺らした目の前のスポサン、もとい御幸一也はいつものヘラヘラした笑みとは打って変わって冷や汗をかいていた
すると倉持が後ろから「どうぞ」と言い、どこから持ってきたのかパイプ椅子を置いたのでそれにどかりと座って足を組んでやる
気分はさながら女王様
傍から見た一也は罪人だな
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とらお(プロフ) - ジョゼフィーヌさん» この度はコメントありがとうございます！ダイヤ、残り2話…衝撃でした…。でもまだactIIIを信じてます！！でもそのおかげで出会ってくれたのは感謝しかないですね、凄く褒めていただけて光栄です！自己満作品ではありますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 18時) (
レス) id: 9196c41cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ジョゼフィーヌ(プロフ) - ダイヤのA最終回まで残り2話と聞いて何か面白い夢小説ないかなって思って探してたら、この作品に出会えて、凄く読み応えがあるし、続きも気になります！無理しない程度に更新頑張って下さい！楽しみに続きまってます！ (2022年10月12日 16時) (レス) @page27 id: 8e4a678c0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2022年9月25日 14時
