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silent...５ ページ5
照史side
指輪のない指を見つめる。
照｢ごめん...。抱いてもうた...。｣
流｢ううん...。気持ちよかったで、...｣
ふと目をアザだらけの彼に向ける。
流｢久しぶりやわ、抱かれたん...。｣
照｢え？｣
流｢２ヶ月ぶりやねん...。｣
そう弱々しく言った彼の首元に顔をうずめる。
流｢ちょっ...それはあかんっ...いたっ...｣
照｢せえへんならばれんて｣
なんでこないなことやってもうたんやろ...。
照｢俺にもつけてや。それでおあいこやろ？｣
流｢えっ...ぉん...。｣
首に痛みが少し走った。
流｢俺もう帰るな。｣
照｢...おん...。｣
財布から万札を出して服を着て帰った彼。
照｢...なんで抱かれてもないのにキスマたくさんついてんの...？｣
ふと、気になったのをどうでもいいことにして服を着る。
気持ちよかった...。
楽やった...。
会って１時間も経ってない彼に
俺は青春のような儚い恋心のようなものを抱いていた。
ぱっと消えてしまいそうな
淡い淡い恋心...。
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作者名：れおん | 作成日時：2017年11月12日 15時
