聖誕祭 (ページ13)

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神山side

そのまま立ち去ろうとすれば、

重｢あぁっ...待ってくださいっ。｣

ぐっと腕を引っ張られる。

神｢ごめんなさい、冗談です。｣

重｢えっっ...めっちゃ焦ったんですけど...｣

冗談なんて嘘。

ほんまに帰ろうと思ったんやけど、

めっちゃシュンってなってる彼を見たらなんか気持ちが変わった。

神｢次、行きませんか？｣

重｢あっ、俺の行きたいとこ！｣

神｢行きましょ？｣

重｢ありがとうございます！！！｣

そうペコっと頭を下げる彼を見ながらコートを着る。

重｢濱ちゃーん！！！かいけーい！！！｣

濱｢はい、えっとね、2671円！｣

神｢あっはい｢おごります。｣え？｣

重｢俺っ、服汚しちゃったし...。｣

へへっと笑うこいつに少なからず胸が高鳴った。

まあ、こいつのことなんて好きになんてならんやろうけど…。

重｢濱ちゃんごちそうさまー｣

神｢ごちそうさまでした。｣

濱｢また来てなー。｣

ｶﾗﾝｺﾛﾝ

出た外は先日のハロウィーンと違い、クリスマスムードになっていた...。