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「き、キスするシーンがあって…。」
Aちゃんは目を背けて、聞こえるか聞こえへんかくらいの大きさで言う。
裕太「……え。」
キスシーン?
あるん??
…普通に驚いてんけど。
「あ…えっと、ほんとにキスする訳じゃないよ?ぎりぎりでカットするって言ってたから…」
裕太「とか言って流れでしてまうやつちゃうん。笑」
「しないから!笑」
……ええなぁ。
とか思ってしまった自分を全力で抑えつけて、言葉を続ける。
裕太「俺でよかったら、練習付き合うで?」
「え?」
…ん?
何言ってんのやろ俺。
抑えるつもりが逆に本音を出してしまう。
裕太「あかんかったらええねんけど…」
「いや駄目じゃない!…いいの?」
裕太「いや、こっちがええん?まじで?」
「う、うん。」
お互い恥ずかしいんか、会話がぎこちなくなる。
なんか、思ってたより案外するっと了承してくれた。
「やってくれると思ってなかったから…嫌かなって。」
嫌?Aちゃんとキスすんのが?
誰に聞いても嫌な人おらんと思うけど…笑
いい?って彼女は首をかしげる。
裕太「おん。」
そう言うと、恥ずかしそうにAちゃんはまた俺の肩に手を置いて、もう片方の手を絡ませた。
キュッ…キュ…
裕太「次?」
「う、ん。」
言われたタイミングで、体ごとAちゃんを引き寄せる。
鼻先が触れ合いそうになるまで、ゆっくり顔を近づけた。
「……。」
裕太「……っ//」
…やばい。
めっちゃ肌綺麗やん。
めっっちゃいい匂いするやん。
キスするってこんな感じなんや…いや、せえへんけどな??
どうしよ、緊張しすぎて変顔してるかもしらん。
裕太「…ウゥァァァ」
「……ぷっ。笑 」
あ、耐えれんくて唸ってもた。
Aちゃんが笑い出して、体勢が崩れる。
裕太「何笑っとん。笑」
「だって…っ、裕太くんが変な声出すから笑」
めっちゃ爆笑された。
え、そんなに?笑
「はぁ…今の感じでいいよっありがとう。笑」
裕太「あ、ほんま?いけそう?」
「うん。」
裕太「もっかいしてもええで。」
「…は、恥ずかしいからやめとく!//」
まぁ、俺がしたいだけやけど。
…ええなぁ、相手の人。
「また機会があったらね?笑」
……え、何それ。どういう意味?
まぁ深い意味はないんやろけど…
めっちゃ期待してまう。
裕太「……待ってるわ。」
…多分、来おへんやろけど笑
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rinrinmother(プロフ) - 本編の方もそうですがこのお話での主人公とメンさんの絡みが大好きです!更新楽しみにしています! (2018年8月1日 12時) (レス) id: a484fb0672 (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - ありがとうございます!!楽しみです!!(^ω^) (2018年6月5日 0時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
しいな(プロフ) - 心音さん» わーーありがとうございます!亜嵐くんわかりました!書かせていただきます(|||▽||| ) (2018年6月5日 0時) (レス) id: 60034aeab1 (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - この作品好きです!(^ω^) 次がますます楽しみなので、次の更新を楽しみにしています!! 亜嵐くんも欲しいです(〃▽〃) (2018年5月26日 18時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
しいな(プロフ) - SAYAさん» ありがとうございます!!裕太くん、分かりました!書いてみます(^^♪ (2018年5月13日 23時) (レス) id: 0a5d2689d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しいな | 作成日時:2018年3月13日 16時