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ありえない ページ48

玲於side







引き継ぎの時間になって会社行ってもAいねぇし、みんなザワザワしてるし。




どうしたんですか?って岩田さんに聞いたら、

Aちゃんの元カレが来てるみたいでって言われて。







あわてて登坂さんに声かけたら、ヤバそうな顔してたけどヤバいの?って。


呼び出されてるよって言われる。





冗談じゃない。




ヤバすぎるでしょ。






あわてて教えてもらった部屋を確認してエレベーターに飛び乗って電話をかける。








「Aっ!?」


『佐野くん...?大丈夫、もう戻るよ?』


「ほんとに大丈夫なのかよ!」


『うん、心配させてごめん。もう戻る』








そう言って電話は切れたけど、

今の一瞬で大丈夫じゃないことなんてすぐわかった。



戻ってきたら問い詰めなきゃ。

なんかされたの?なんて言われた?





ねぇ、A....


あいつに気持ち戻った?



あいつのとこに行くの?







クソ。だめだ。俺超ダサい。

嫉妬でおかしくなりそう。








もうAと亜嵐ってやつが会うことはないと思ってたのに。

なんで会っちゃうかな....





それが運命っていうなら、お願い神様。



何でもするからAを俺にちょうだい。






あいつだけは、Aだけは、




どうしても欲しいんだ。








あいつとの運命なんて俺は信じないし認めないよ。

もしそうでも俺が邪魔する。









「玲於、Aちゃん電話でた?」


「はい。もう戻るそうです」


「そっか。よかった」







よくねぇよ。

なんて言えるわけなく、



早く戻ってこいって呟きながら

エレベーターホールを見つめていた。









「佐野くん、ごめんね」







戻ってきたA。

あんま話す時間は無かったけど、すぐわかってしまった。




なんかあった。


おかしい、あいつの態度。





なにより、亜嵐のことで頭がいっぱいなんですって顔が気に食わない。







それのせいで俺の頭まで亜嵐のことで占領されて、

仕事でミス連発。





なんなの。ありえない。





ほんと亜嵐ってやつ嫌い。


今更彼氏面して出てくんなよ....





なんて彼氏じゃない俺が言えるとこじゃないんだけど。








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設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於 , 白濱亜嵐   
作品ジャンル:恋愛
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すぅっぴ - ココアさん» ありがとうございます!いつか良いものができるように頑張ります!ココアさんもこれからも頑張ってください!応援してます! (2017年4月1日 17時) (レス) id: fd085afb23 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - すぅっぴさん» いえいえ、頑張ってくださいね。楽しみにしてます! (2017年4月1日 17時) (レス) id: 71838e9f90 (このIDを非表示/違反報告)
すぅっぴ - なるほど!わかりました!ココアさんには二回も質問に丁寧に答えていただき…本当に感謝しています。ありがとうございます! (2017年4月1日 17時) (レス) id: fd085afb23 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - すぅっぴさん» ログインしたほうがいいですよ!作者ポイントも加算されますし、パスワードなしで編集できるので! (2017年4月1日 16時) (レス) id: 71838e9f90 (このIDを非表示/違反報告)
すぅっぴ - ココアさん» 応援してます!あとちなみになんですが、私はまだ初心者でログインすらしていないのですが作品を書くことになったらやはりログインしたほうがいいのでしょうか? (2017年4月1日 15時) (レス) id: fd085afb23 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ココア | 作成日時:2017年3月24日 10時

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