それでいい ページ40
玲於side
「A、ただいま」
「おかえり!!お疲れ様!!」
「ほんと疲れた」
「かっこよかったからAちゃんにも見せたかったって言われたよ。笑」
「頑張った」
「家でゆっくりしよ」
正直疲れてたからそれはありがたいんだけど、
でも出かける約束だったじゃん。
家でゆっくりってカップルのお家デートじゃないんだから、なにすんの?
「明日でかけようよ。佐野くん寝る?」
「いい。寝ない」
「もう11時だね」
「疲れたーー」
ソファーに座って、隣ポンポンって叩く。
Aが座ったらなんかふわってAの匂い。
好きだわ。
なんもしてないんだろうけどさ、Aの匂い好き。
結局はAが好きだから、
Aの声も匂いも好きだし、
Aの行動とかも可愛く見える。
「あ、」
「なに?」
「...片寄くんからLINE」
「誰だっけ?」
「このあいだあったじゃん。高校の同級生で背高くてモデルみたいなスタイルしてる人」
「あぁ、チワワみたいな人か」
画面をのぞくと、
涼太[今亜嵐と一緒なんだけど]
涼太[どうしても無理?]
って。
なんだよ、それ。
行かせるわけねーじゃん。こいつダメになる。
会わせたら忘れられなくなる。
そうなったら俺もAも困る。
A[今日はごめん]
A[今度2人でお茶でもしようよ]
そんな文面をAは送ってて。
やばい、嬉しい。
調子乗っていい?だって俺と家でのんびりする方を選んでくれたんでしょ?
で、亜嵐ってやつにも会う気ないってことじゃん。
うわ、ニヤける。
涼太[亜嵐めっちゃ会いたがってる。仕事中?]
A[仕事じゃないけど、友達と一緒なの]
涼太[それってこのあいだの佐野玲於くん?]
A[そうだけど]
涼太[亜嵐より佐野玲於くん?]
A[なんで片寄くんがそんなこと言うの]
涼太[亜嵐がかわいそう。]
なんなの、まじ。
まぁ、俺の目標としてはさ、
A[彼氏と一緒なの]
って送ってもらえるように、
今は1番に頼ってもらえる存在でいい。
亜嵐ってやつより俺と一緒にいたいって思ってくれるんだったら、親友で我慢する。
涼太[亜嵐、ちゃんと話したいって]
涼太[LINE教えていい?]
A[ごめん。それは]
性格悪いけど、LINE教えるの断ることだって、俺はすげー嬉しいんだ。
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すぅっぴ - ココアさん» ありがとうございます!いつか良いものができるように頑張ります!ココアさんもこれからも頑張ってください!応援してます! (2017年4月1日 17時) (レス) id: fd085afb23 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - すぅっぴさん» いえいえ、頑張ってくださいね。楽しみにしてます! (2017年4月1日 17時) (レス) id: 71838e9f90 (このIDを非表示/違反報告)
すぅっぴ - なるほど!わかりました!ココアさんには二回も質問に丁寧に答えていただき…本当に感謝しています。ありがとうございます! (2017年4月1日 17時) (レス) id: fd085afb23 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - すぅっぴさん» ログインしたほうがいいですよ!作者ポイントも加算されますし、パスワードなしで編集できるので! (2017年4月1日 16時) (レス) id: 71838e9f90 (このIDを非表示/違反報告)
すぅっぴ - ココアさん» 応援してます!あとちなみになんですが、私はまだ初心者でログインすらしていないのですが作品を書くことになったらやはりログインしたほうがいいのでしょうか? (2017年4月1日 15時) (レス) id: fd085afb23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ココア | 作成日時:2017年3月24日 10時