ああもう ページ22
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「あのさ、今だから言うけど、亜嵐今でもAちゃんのことずっと好きで。向こうで楓さんと相当もめたんだよ」
楓さんって、亜嵐の許嫁の人。
宝生楓さん。
綺麗でモデルみたいなスタイルでお上品。
会ったことある。
「もめたって....」
「楓さんはどうせ結婚するから恋愛したいみたいで」
「はぁ....」
「亜嵐は嫌だって。好きな人がいるんだって」
「なるほど」
「この話楓さんから聞いたからね？その好きな人、絶対Aちゃんでしょ」
「どうかな」
だめだめだめ。
片寄くんもひどいな。こんなの聞いたら嫌でも期待する。
亜嵐だってさ、そんな事言わないで私のことなんて忘れて楓さんと付き合えばいいのに。
「いや、俺聞いたしね、会いてぇなぁって電話で言ってたもん」
「片寄くん、亜嵐は私と付き合えないからさ、ちょっとそういう話題やだな」
「亜嵐はこっちがやになるぐらいAちゃんの話題しか話さないよ？」
「それは....」
「Aちゃんの気持ちもわかるけどさ、亜嵐の気持ちだってわかるからさ。向き合ってあげなよ」
向き合うって何？
亜嵐の気持ちに？
それとも自分の気持ちに？
....もう好きじゃないもん。
好きじゃない、好きじゃない。
亜嵐は好きになっちゃいけない人だよ。
「Aちゃんは、もう亜嵐のこと好きじゃない？この前一緒に歩いてた佐野玲於くんが好きなの？」
「佐野くんはそんなんじゃない...」
「じゃあ亜嵐は？」
、、、片寄くん、いじわるだ。
こんなふうに聞かれたら答えなんか１個しかないに決まってるのわかってて聞いてるんだ。
ああもう。やになる。
「....今でも、好き....」
涙とともにこぼれた本音。
自分が好きであることを認めてしまった瞬間。
その日は、片寄くんとLINE交換してそのまま帰った。
シャワーを浴びながら、この思いも水と一緒に流れていかないかなぁなんて考える。
私ってほんと泣き虫だ。
まだ涙止まらないの。
佐野くんいたらきっと止まるんだけどな。
ああ、目腫れちゃう。
.
亜嵐のことで心がかき乱されていたから、
佐野くんとした電話の約束なんて、
頭の中からすっかり抜け落ちていて、
頭の中の100%を占めるのは亜嵐との思い出と、
今日の片寄くんの言葉だった。
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すぅっぴ - ココアさん» ありがとうございます！いつか良いものができるように頑張ります！ココアさんもこれからも頑張ってください！応援してます！ (2017年4月1日 17時) (
レス) id: fd085afb23 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - すぅっぴさん» いえいえ、頑張ってくださいね。楽しみにしてます！ (2017年4月1日 17時) (レス) id: 71838e9f90 (このIDを非表示/違反報告)
すぅっぴ - なるほど！わかりました！ココアさんには二回も質問に丁寧に答えていただき…本当に感謝しています。ありがとうございます！ (2017年4月1日 17時) (レス) id: fd085afb23 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - すぅっぴさん» ログインしたほうがいいですよ！作者ポイントも加算されますし、パスワードなしで編集できるので！ (2017年4月1日 16時) (レス) id: 71838e9f90 (このIDを非表示/違反報告)
すぅっぴ - ココアさん» 応援してます！あとちなみになんですが、私はまだ初心者でログインすらしていないのですが作品を書くことになったらやはりログインしたほうがいいのでしょうか？ (2017年4月1日 15時) (レス) id: fd085afb23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココア | 作成日時：2017年3月24日 10時
