やらかした ページ16
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「おい、君」
「私ですか？」
着替え終わってフロントに戻る時、
ちょっと太った男性に話しかけられた。
「これだよ、これ。なんとかならんのか」
「なんとかと言いますと？」
「私は急いでいるんだ。8時にここのホテルのレストランに行かなければいけない。その前にチェックインしておきたいんだ。｣
腕時計を見ると、8時10分前だった。
列に並んでいたら到底間に合わないだろう。
どうすればいいかな。
「食事の後にチェックインされてはいかがでしょうか」
「それだと食事代を部屋付けにできないだろ」
「そう言われましても....」
「どうなされましたか」
困り果てているとヒーローのようなタイミングで登坂さんが来てくれた。
太った男性はイライラした口調で、要領を得ない説明をまくし立てた。
「そういうことでしたら、こちらでチェックインの準備をしておきますのでレストランに行っていただいて構いません。キーと宿泊表をレストランに届けさせますので、その時にサインをいただきます。」
「店に行ってていいんだな」
「はい。お名前伺ってもよろしいでしょうか」
登坂さんがあっという間に解決してくれて、裏に回ってて、と耳打ちされた。
深く頭を下げて裏に向かう。
はぁ、やらかした。
まさか声かけられると思ってなかったけど、私フロントクラークの制服だもん。
当たり前だよね。
怒られるかな....？
「Aちゃん、いきなりでびっくりしたよね。マニュアルって基本的なことしか書いてないから役立たないんだよ」
「あの....すいません....」
「全然いいよ。実は俺も同じことやって先輩に助けてもらったから。笑」
「登坂さんもミスとかするんですか！？」
「当たり前じゃん。笑 俺人間だよ？笑」
「あ、そうですよね。」
それからあーゆー時の対処法を教わって、
登坂さんは、最後のおじぎはすごいよかったよって褒めてくれて。
ちょっとだけ元気でた。
それからまた繰り返し練習。
報告書とかのまとめ方も教わって、
引き継ぎの時間に。
「はい、じゃあ遅番は解散！」
玲於[帰ろ]
A[もうちょっと待って]
玲於[わかった]
佐野くんにLINEを慌てて返し、着替えて、
従業員用出入り口に向かった。
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すぅっぴ - ココアさん» ありがとうございます！いつか良いものができるように頑張ります！ココアさんもこれからも頑張ってください！応援してます！ (2017年4月1日 17時) (
レス) id: fd085afb23 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - すぅっぴさん» いえいえ、頑張ってくださいね。楽しみにしてます！ (2017年4月1日 17時) (レス) id: 71838e9f90 (このIDを非表示/違反報告)
すぅっぴ - なるほど！わかりました！ココアさんには二回も質問に丁寧に答えていただき…本当に感謝しています。ありがとうございます！ (2017年4月1日 17時) (レス) id: fd085afb23 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - すぅっぴさん» ログインしたほうがいいですよ！作者ポイントも加算されますし、パスワードなしで編集できるので！ (2017年4月1日 16時) (レス) id: 71838e9f90 (このIDを非表示/違反報告)
すぅっぴ - ココアさん» 応援してます！あとちなみになんですが、私はまだ初心者でログインすらしていないのですが作品を書くことになったらやはりログインしたほうがいいのでしょうか？ (2017年4月1日 15時) (レス) id: fd085afb23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココア | 作成日時：2017年3月24日 10時
