私のお世話係《Reo.S》

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『ふんふんふんふんふんふんふんふーん』








ゆゆちゃんとは違う部署だからお別れして、

1人鼻歌 aikoさんのカブトムシを歌いながら

エレベーターに乗り込む。









甘い匂いに誘われた私はカブトムシ……






私もカブトムシ……



佐野さんにとってのカブトムシ……









『……はぁ』









ため息を吐きながら、

自分の階のボタンをおす。









『……ありゃ』









自分の階より下で止まるドア。

……あぁ、えらいひとじゃありませんように









玲｢うお｣






乗ってきたのは、


いちごみるくの香りを漂わせる、佐野さん





と、白濱さん、と、片寄さん……？









『お疲れ様ですっ』









開くボタンを長押しすれば









亜｢あー！ありがとう！Aちゃん！｣



涼｢ありがとねー、Aちゃん！｣









……えっ、……Aちゃん、……？



やばい、あのイケメン先輩に、、、


ちゃん付け、されてる……私、……







あれかな、社内掲示板に明日殺害予告とか……









玲｢あああああ！もう！俺の気安くちゃん付けすんなって｣









……俺の

……俺の

……俺の









私きっと明日、命ないです。









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