私のお世話係《Reo.S》

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Reo side







『ちょっと連絡入れてもいいですか？』


玲｢あ、うん｣


直｢電話ー？電話ならそこ使っていいよー｣






直人さんが顎でクイクイ個室を指すと

ペコッと、頭を下げて

耳に携帯を当ててパタパタ走っていったA。









ちらっとみえた、画面。



そこには、"大樹くん"の文字。









直｢玲於が彼氏じゃないんだ？笑｣

玲｢ただの後輩っすよ｣







手際よく料理する直人さんを眺めながら


俺は、この心のモヤモヤと戦ってた。









ちらっとAをみれば

安心したように、笑ってて






……あんな顔、見たことねぇ









俺の心は真っ黒まっしぐら。



……なんで俺がこんなにモヤモヤしてるんだよ







岩｢すきだから♡｣








耳元で聞こえた声にびっくりする。







玲｢ちょ、っ！好きとかじゃないっす！！！！！！！！！｣



岩｢あれ、玲於何焦ってんの？メニューよんでみただけだけど｣









ニコニコ綺麗に笑う岩さんが

真っ黒なベールを被る悪魔に見える








玲｢……びっくり、したぁ｣



健｢いやぁ玲於、いい顔しとる｣






顎に手を当ててウンウン頷く健二郎さん。





……いい顔って、何？








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