私のお世話係《Reo.S》

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『佐野さ……っ、……あ』








今日佐野さん居ないんじゃん。

……いつもの癖って、怖いなぁ









『はぁ。』









この自分から出た溜息に

どんな意味が込められてるかなんて

考えないよ、私。









佐野さんを間違えて呼んじゃってから

……何時間、経ったんだろう


カタカタ、パソコンを打つ。

目が疲れた









『……はぁ』









本日2度目のため息は、

5:00まであと1分っていうホッとしたため息。









『……かーえろ。』





静かに立ち上がって、鞄に荷物を詰める。





亜｢Aちゃーん、これさ、急いで終わらせるから飯いこー！｣




涼｢ずるいずるい｣




『……えっ、あの』




亜｢いいよね？ダメかな？…… ｣









両手で私の手を持って、上目遣い。



……こんなの断れるわけないよ……









『…亜嵐さ 』







頷いて、亜嵐さん、手伝うので行きましょうって

言おうとしたの。









｢……なにやってんの｣









後ろから不機嫌そうな声。









『……っ、佐野さん！？！？！？』









そこには、不機嫌そうな声に合う、

不機嫌そうな顔をした佐野さんが立ってた。





ズンズンこっちにきたかとおもえば

亜嵐さんの頭を、ぺちんと叩いたの









玲｢なにやってんの、俺がお世話してるんだから｣









__. 胸がキュンってして、死にそう









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