38 ページ38
・
玲於くんの顔が少しでも見たくて厨房に居たくなくて
率先してオーダーを受けに行ったり運んだりした
目が合うと嬉しくてでもちょっと恥ずかしくて
すぐに逸らしちゃう。なにこれちょっと楽しい
玲於 ｢あ、やっと来た｣
｢ごめんごめん 明日の確認とかしてたらちょっと遅くなっちゃった それにしても寒いね｣
悴んだ手にハァーと息を吐く
玲於 ｢ん、｣
白くてムチムチしてる男性にしては少し小さめな手を差し出す玲於くん
｢え、？｣
玲於 ｢寒いんでしょ 嫌ならいいけど｣
｢あ、ありがとう｣
差し出された玲於くんの手にゆっくり手を重ねる
小さいなんて思ったけど実際繋いでみたら
私の手ひら全部被えるぐらいのでっかい手。
暖かくて柔らかくてとっても心地いい
あぁ私この人が好きだなって。
玲於 ｢そんなジロジロみんなよ｣
気づいたら玲於くんのこと見つめてたみたいで
恥ずかしい 恥ずかしすぎる
｢いや、あの 行こ！｣
玲於 ｢あ、うん寒いし飲み物買っていかね？｣
｢うん！私も丁度喉乾いてたもん｣
少し遠回りして駅の反対側にあるローソンに入る
ドリンクのスタンドに行くかと思いきや
レジで店員さんにモーモーとかなんとか言ってる
カップと粉末が入った袋をふたつ受け取って
横でなんかゴソゴソして
ニコニコした顔ではいって青色のカップを渡された
｢なにこれ｣
玲於 ｢事務所の先輩がプロデュースしてるヤツ｣
｢だからわざわざこんな遠いところまで来たのね｣
玲於 ｢どう考えてもここがいちばん近い｣
｢いや駅前にセブンあるし！｣
そう言ったら私から知らねーとばかりに目を逸らした
先輩とか仲間とか大事にするんだな、玲於くん
いつもツンツンしてて無愛想だけど
こんな一面もあるんだ 玲於くんのことまた1つ知れた
嬉しくてたまらない この一面を知ってるの
世界に私だけだったらいいのに
ねえ玲於くん。
貴方に彼女がいるなんて忘れてしまいそうだよ。
忘れてもいいかな？
もっと知りたい。玲於くんのこと
人に言えないような真っ黒いところも
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 123人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りなg(プロフ) - 玲於くんと年上彼女のお話がみたいです！ (2020年2月10日 22時) (
レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - はじめまして！！レオくんとのストーリーが希望です！ (2020年2月10日 18時) (レス) id: 7fb669fa47 (このIDを非表示/違反報告)
りなg(プロフ) - はじめまして！玲於と彼女がどーなってくのか楽しみにしてます!(^^)! (2020年2月1日 1時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そると | 作成日時：2020年1月16日 23時
