きゅん ページ24
Aside
玲於くんにギュってされたその温もりは、
何もかもがはじめて。
なで肩からしてちっちゃいのかなって思ってたガタイもしっかりしてた、
どきどき。信じられないくらいに安心する。
過去の自分は、いまここに居る自分を見て、なにを思うだろう。
ずっとずっと追いかけてきた。
夢小説とかで何度も読んだことあるような、
そんなどきどきした空間にいる
わたしを優しく包み込んでくれているのは
紛れもなく玲於くんだ。
寝る前に、玲於くんとぎゅーしてる夢が見たいですって願って寝ても、いつになっても見れなかった。
夢にも見られなかったことが、
ほんとに起こることってあるんだよ。
そう教えてあげたかった。
1番の高い壁だった、優香さんと付き合ってないって、それを聞いてなんかもう、安心どころじゃないくらいの安心を感じてる。
でも、好きって言われてない。
我に帰って考えた、玲於くんはわたしのことどう思ってるの?
好き、その言葉が玲於くんから聞けたらな、
わたしわがままだ、
ダメだよね、玲於くんだから、
そういう世界にいる人だから
気づけば時計は12時を回ってた。
クリスマス、終わっちゃった。
今までで1番幸せだったクリスマス。
玲於くんと会えた、ぎゅーしたクリスマス。
「そろそろ帰らない?」
玲於「ん、送る」
「ありがとう。」
今日はたまたま、わたしが最後だったから、店の鍵を閉めれば何時までいても大丈夫だった。
ガチャって戸締り確認したら、店を出る。
玲於くんはマスク取り出して、キャップを深く被る。
これくらいしないと芸能人はなに見られるか分からないもんね、こんな夜中だけど。
まるで行き慣れてるってくらいに自然にわたしの家の方向に歩く玲於くん。
歩くスピードも合わせてくれる。
7秒に1回くらい、チラッてわたしの顔見てくる。
すごい、照れる。
きゅんきゅんってやつ。
「きゅん...」
玲於「きゅん?」
「あ、いやいや独り言!」
玲於「Aの好きな人がここに、目の前にいるって、すごいよねこの世界」
周りに聞こえないようなくらい小声で、
わたしたち、会話してる。
すごいからかってくるのわたしの事。
全部、見てきたよ、画面の向こう側で、見てたよ、そういういじり方も全部全部。
ああ、なんて幸せなんだ。
.
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かれん(プロフ) - あかりさん» ご愛読ありがとうございます!そのお言葉とても嬉しいです( ; ; )お話溜まっているので随時更新していきますねm(__)m (2020年4月11日 14時) (レス) id: c37460d3ba (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - この作品始まってすぐからずっと読ませてもらってます!!毎回キュンキュンして超ニヤけてほんっとうに最高です!!幸せになれます!更新待ってます!!! (2020年4月9日 2時) (レス) id: f81c34e9d9 (このIDを非表示/違反報告)
yopebona(プロフ) - 初めの方のパスワード教えて頂くことはできますか?2を読んでとても気になるので! (2020年3月27日 9時) (レス) id: 2df607c5ad (このIDを非表示/違反報告)
名無し17767号(プロフ) - はじめまして!今はまだ叶わぬ恋2じゃない方のパスワードを教えていただきたくコメさせて頂きました、!今はまだ叶わぬ恋の方を開いてパスワード聞ければよかったのですが聞けずこちらに書かせていただきました、。この小説好きなので応援してます! (2020年3月11日 10時) (レス) id: 8a7940d163 (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - いちごさん» ご愛読ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです( ; ; )これからも玲於くんをかっこよく可愛く書いていきますのでこれからもどうぞよろしくお願いします!m(__)m (2020年1月20日 18時) (レス) id: bb95bb9305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かれん | 作成日時:2019年10月15日 13時