好物頂上決戦【月島 蛍】

成長のタイミング。 ページ15

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2日目。


日向と11番は仲良しになっていた。





いや、昨日何があったんだ？

聞こうとしたけど、まあ日向はコミュニケーションお化けだからな…と思ってやめた。

ちなみに11番の子はリエーフというらしい。1年生で、日本とロシアのハーフ。

バレーを始めたのは高校になってから。


…ということは、まだバレー歴3ヶ月？嘘やん。

私は話を聞いて驚愕していた。









「月島、もっと食べないと倒れるぞ〜〜」

「うるさい。キミは相変わらずチビなくせに胃は大きいヨネ〜〜」

「ウザッ。そのニヤニヤ顔今すぐやめないと眼鏡かち割るからな」

「キミのパワーくらいじゃ割れないから」








スス、と味噌汁を飲む月島の隣は座らない。


月島の隣に座る山口くんの隣に座った。









「(人1)は相変わらず食べるね」

「うん。今日の朝ご飯担当は潔子さんと白福さんだったから余計に食べなくちゃという使命感ある」

「(人1)、その話は本当か！？」

「うわノヤ先輩達、いつのまに背後に…本当ですけど」








朝ご飯を見つめて涙を流す潔子さんガチ勢の3人。


私はドン引きしながら、箸をすすめていった。







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結果だけ言えば、今日も惨敗だった。


朝イチ、対音駒では、日向影山の変人速攻がリエーフに止められた。



衝撃だった。

あの速い速攻が、止められるなんて。








…日向は、笑っていた。


それは、悔しいと思うより、"新たな発見"とでもいいたいような顔だった。








そしてその後に日向が、旭さんへ上がったボールを打とうとしたけど、接触して失敗。


みんな転んだ日向に大丈夫か、って笑っていたけど、


どことなく、焦っているように感じた。








…月島以外。









「…成長するタイミングは、今だ」







烏養さんが、ポツリと呟いて、


私も潔子さんも仁花ちゃんも武田先生も、頷いた。








強くなるために、一歩を踏み出さなければならない。









「…俺、ギュンの方の速攻、目つむるのやめる」









バタバタ、と烏が飛び立つような音が聞こえた。









＊アニキューに従ってストーリーを進めているので、なかなかツッキーにスポットライトが当たらなくなってるんですけど、

もう少ししたらオリジナル織り混ぜて甘い展開にさせてくのでそれまでお待ち下さい(・・;)


もう少ししたら月島蛍の独壇場になります(多分)

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