隠然たる縄張り行動 ページ35
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「あーーっ、(人1)さんだ！」
「こんなところで何やってんすか！」
『あ、日向くんと西谷くんだ』
「ちょっと…騒がしいんでやめてもらえますか」
『お、月島くんも。なかなか珍しいメンツだね』
「自主練長引いたらこの人達と風呂一緒になって…」
お風呂から上がって近くの長椅子に座り、携帯の画面を見つめていると、烏野の3人が私に近づいてきた。
嫌そうに眉をひそめる月島くんは、何だかんだ言って2人を置いて先に帰ったりしなくて、私はニンマリと笑みを向けた。
すると、日向くんが私の携帯の画面いっぱいの数字を見て「何だこれ…！」と驚く。
『ビジョントレーニングだよ。聞いたことない？』
「びじょん…？」
『あれ、西谷くん知らないの！？知ってるかと思った…』
「…目に関する能力を向上させる為のトレーニング、ですよね」
『流石月島くん、よく知ってるね』
「…まあ、」
「流石は月島だぜ…！」と目を輝かせる西谷くんと、悔しそうに月島くんを見る日向くん。
3人とも違う表情をしていて、思わず吹き出してしまった。
「じゃあこの数字は、どんなトレーニングなんですか？」
『これは視線だけ動かしてボールを見失わないようにするトレーニングだよ。大きさの違う1〜50の数字を、なるべく早く順番通りに見つけていくの。
目の動体視力を鍛えることは、ボールを追う、ボールや相手チームの位置を知る、ボールの落下点を見極める…って繋がってくの。練習以外でも鍛えることは大切なんだって』
そう言うと、「カッケェ！」と興奮する西谷くんの横で、「あの…」と月島くんが私を見る。
「それ誰に教わったんですか」
『え、夜っくんに…』
「…そのピンクのプロテインは、」
『あぁ、夜っくんにもらった。激マズだけど』
「…隠然たる縄張り行動、か…」
『…？』
月島くんの言葉に首を傾げた時、柔らかな声が耳に入る。
『夜っくん、』
「衛輔くん！」
「お？何だこのメンツ…あっ、(人1)。南が探してたぞ。すぐ戻んないなら連絡しろって」
『だってコレ部屋でやると集中できない…』
「今日はもう終わり。暗いし戻るぞ」
『はあい、』
「じゃあな、お前らも早く寝ろよ〜」
夜っくんは私の背中に手を添えて隣を歩いた。
『みっちゃんに怒られたんだって？』
「その話やめて…」
「…3年生って、大人だ…！」
「…あれは大人とかそういうんじゃないと思うケド」
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はるか(プロフ) - Lunaさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです…！これからもそう言っていただけるよう頑張るのでぜひ今後もよろしくお願いします！m(_ _)m (3月22日 1時) (
レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - もう、めちゃくちゃ胸キュンしちゃいました…。ほんと素敵なお話をありがとうございます…！！やっくん、かっこよすぎます！！！ (3月17日 11時) (レス) @page30 id: ae56522889 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - chia.さん» コメントありがとうございます！集合写真はずるいですよね〜…泣くに決まってますよ…本当に… ありがとうございます！更新頑張りますね(*^^*) (3月16日 2時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - わにゆずさん» コメントありがとうございます！一緒の方いてテンションぶち上がりました（＾∇＾）あれは音駒好きにはたまらんですね！モチベ上がりまくりですよね！どうか勉強に集中出来ますように…(^^) (3月16日 2時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます！私も夜っくん好きなので書いてて楽しいです(^^) 全然拙くないです！直球で伝わってます！嬉しいです！これからもこの作品をよろしくお願いします！(*^^*) (3月16日 2時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2024年3月8日 8時
