情欲的な思考と期待 ページ18
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「あ、(人1)」
『ひょわ！や、やっくん…』
「ひょわ…？何そんなビックリしてんだよ」
『う、ううん！何でもない』
1日の練習が終わって、自主練の為に第一体育館の前でシューズを履き替えていると、後ろから夜っくんに声をかけられて、思わず肩を大袈裟に跳ねさせて後退りする。
…待て、ポーカーフェイスどこいった？
怪しまれないよう、んん、と咳を一つして平常心を保とうとした。
「…？なんか午前中調子悪かったんだって？大丈夫かよ？」
『だっ、大丈夫！多分暑さのせい…！』
「俺みたいにバテんなよ？熱とかあるんじゃねーだろうな？」
『み"ぇ！な、ないです…！』
「ならいいけど…その声はなんだよ」
近づいてくる夜っくんを手で制すれば、そのことには深くツッこまれず、私の変な声に、ふは、と吹き出した。
…その様子を、こっそり見つめる。
私と同じ身長で、他のバレー部員に比べたら小柄。
笑う顔は、言うなれば"可愛い"。
でも、初めて夜っくんの"あの顔"を見た日も、3日前の夜っくんも、昨日の夢の夜っくんも。
『(…男の子、の顔してた)』
目の奥に見えたのは、ギラついた欲。
その目で、私を見ていた。
「おーい、(人1)…？マジで大丈夫か？」
『ごめん、またボーッとしてた…』
「レシーブ練習やめとくか？怪我したら危ないだろ」
『ううん、やる！やります！』
「無理は禁物だからな〜」
ちゃんとシューズを履き替えて体育館に入る。
夜っくんもそれを見て同じようにシューズを履き替えていく。
…チラ、と半袖から見える腕は、鍛え抜かれてしっかり筋肉がついていて。
肌白い手だって、私とは違う、少し骨ばってゴツゴツしていて。
＿＿触れられたら、どうなってしまうのだろうか。
『(…私、さっきから何考えてんだろ。これじゃまるで変態だよ)』
ブンブン、と首を横に振って邪念を払う。
いくら考えたって、夢の出来事の話なんだから。
『…夜っくんはさ、』
「ん？」
『好きな人以外とキスできるタイプ？』
「ばっ…！？え、急に何！？」
『ちょっと気になって。いいから答えて』
…それでも、やっぱりすぐには消えてくれなくて、
不審がる夜っくんに無理矢理聞き出す。
「…俺は、好きな人以外とはキスしたくないし、出来ねー、けど」
『！』
＿＿所詮は夢のはずなのに、
その言葉に、それって、なんて期待してしまう私がいた。
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はるか(プロフ) - Lunaさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです…！これからもそう言っていただけるよう頑張るのでぜひ今後もよろしくお願いします！m(_ _)m (3月22日 1時) (
レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - もう、めちゃくちゃ胸キュンしちゃいました…。ほんと素敵なお話をありがとうございます…！！やっくん、かっこよすぎます！！！ (3月17日 11時) (レス) @page30 id: ae56522889 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - chia.さん» コメントありがとうございます！集合写真はずるいですよね〜…泣くに決まってますよ…本当に… ありがとうございます！更新頑張りますね(*^^*) (3月16日 2時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - わにゆずさん» コメントありがとうございます！一緒の方いてテンションぶち上がりました（＾∇＾）あれは音駒好きにはたまらんですね！モチベ上がりまくりですよね！どうか勉強に集中出来ますように…(^^) (3月16日 2時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます！私も夜っくん好きなので書いてて楽しいです(^^) 全然拙くないです！直球で伝わってます！嬉しいです！これからもこの作品をよろしくお願いします！(*^^*) (3月16日 2時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2024年3月8日 8時
