下心は内に秘められず ページ13
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4日目、昼。
合宿もそろそろ折り返し地点が近づいてきている。
今日は男女とも似たような時間に一旦区切りがついて、私はみっちゃんと並んで2杯目のご飯に手をつけていた。
「あ！(人1)さーん！チワーッス！！」
『お、西谷くんだ。こんにちはっす』
「それ2杯目スか！」
『うん、お腹空いちゃって…』
「ですよね！めっちゃ腹減ったーっ！」
「西谷〜、うるさいぞ〜」
ガーッと椅子を引いて、私の向かいに座る西谷くんと、その後ろから来た菅原くん。
みっちゃんは「(人1)は引き寄せる何かを持ってるのかな…？」と苦笑いするけど意味は分からなかった。
再び2人に視線を戻して、先輩後輩仲良いな、と微笑ましく見ていると、西谷くんが思い出したかのように顔を上げた。
「昨日男子に混じって3対3してました！？よね！」
『あぁうん、夜っくんと海くんにレシーブ練習付き合ってもらう予定だったけど1、2年生達も手伝ってくれて、人数いるし試合しようってなって』
「あ、昨日確かに試合してたな〜。めっちゃ楽しそうだった！」
『もうめちゃくちゃ楽しかった』
「つーか衛輔くんとレシーブ練習してるんスか！？羨ましいっス！」
『私がお願いしたんだ。レシーブ下手くそだから』
私の言葉に、聞いていたみっちゃんが、「でも最近レシーブ上手くなってきてるからもう教えてもらわなくても大丈夫じゃない？」とお茶を飲みつつ言う。
でも私は、首を横に振った。
『上手くなってきても、夜っくんと私のレシーブは全然違うの。だからもっと教えてもらわなきゃ』
「ストイックだねぇ」
『…まあ、夜っくんと練習したい、って下心もある、けど…』
そこまで言って、ハッとする。みっちゃんだけじゃなくて向かいに2人いるんだった…！
慌てて2人を見れば、西谷くんと菅原くんは2人して顔を合わせて、それからパァッと目を輝かせた。
「やっぱそうだと思ったんだよなァ〜！うわやべ、俺がドキドキするわ！」
「分かりますよ(人1)さん！衛輔くんカッケェっすもんね！」
『ちょっ、しーっ！声デカい！』
「何叫んでんだ？(人1)、」
『ゲッ、夜っくん…』
「夜久くんナイスタイミング！柳井さんが夜、」
『ストップ！！』
あぁ、知られてはいけない2人に知られてしまったかもしれない。
お盆を持ったまま首をかしげる夜っくんを見て、私は凄く後悔した。
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はるか(プロフ) - Lunaさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです…！これからもそう言っていただけるよう頑張るのでぜひ今後もよろしくお願いします！m(_ _)m (3月22日 1時) (
レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - もう、めちゃくちゃ胸キュンしちゃいました…。ほんと素敵なお話をありがとうございます…！！やっくん、かっこよすぎます！！！ (3月17日 11時) (レス) @page30 id: ae56522889 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - chia.さん» コメントありがとうございます！集合写真はずるいですよね〜…泣くに決まってますよ…本当に… ありがとうございます！更新頑張りますね(*^^*) (3月16日 2時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - わにゆずさん» コメントありがとうございます！一緒の方いてテンションぶち上がりました（＾∇＾）あれは音駒好きにはたまらんですね！モチベ上がりまくりですよね！どうか勉強に集中出来ますように…(^^) (3月16日 2時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます！私も夜っくん好きなので書いてて楽しいです(^^) 全然拙くないです！直球で伝わってます！嬉しいです！これからもこの作品をよろしくお願いします！(*^^*) (3月16日 2時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2024年3月8日 8時
