猫と月 ページ1
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「(人1)ちゃん、ご飯どうする？少なめ？」
『あ…うん。お願いします。大盛り』
「え、大盛り！？」
はい、と茶碗からはみ出たご飯を受け取って、ボーッと考えるのは昨日のことと、黒尾の話。
"全く同じような話、夜久からも聞いたことあるし"
…あれはつまり、私が会いたいあの子は、夜っくんだったということ。
確かに見た目は似てる気がするし、夜っくんだったらいいなと思ったけど…
『…いやいや、そんな都合のいい話はないでしょ』
たまたま、そういう出会いがお互いにあって、
何となく雰囲気が似てるなって、初めて会った気がしないって思ってるだけ。
…あの時、名前聞いとけば良かったな。そしたら夜っくんじゃないって言えたのに。
『…あとは、昨日のこと…』
うーん、と考えていると、
金髪の長身を見つけて、私はとりあえず考えることをやめて隣に座った。
「…え、何で隣に座るんですか」
『席あいてたから。おはよう』
「…おはようございます」
『明らか嫌そうな顔すんのやめてよ。昨日黒尾達と自主練したんだって？聞いたよ』
「…まあ、質問に答えてもらったんで」
『ふーん…ところで君、名前なんだっけ』
「月島です」
あ、だからツッキーか。
納得して、トレーを置いていただきますと手を合わせて味噌汁をすすると、眼鏡くんが引いた顔で私を見ていた。
「朝から食べ過ぎじゃないですか…？」
『いや朝走ってきてるし昼まで動きまくるから食べないともたないんだよね』
「…小さい奴ってことごとく胃だけ大きいのか…」
『ちょっとそれ悪口ですよ』
月島くんを軽く睨んでからご飯を食べる。
ていうか私、高校生女子の平均身長でいうなら高い方だし。
『…私のこと、日向くんに似てるから苦手なんでしょ』
「…日向が苦手って誰から聞いたんですか」
『東峰くん。まあ確かに小さくてバレー馬鹿なところ似てると思う』
「それ自分で言うんですね」
月島くんは、ご馳走様でした、と手を合わせて席を立つ。
私は足早に立つその背に身体を向ける。
『…この身長だから、チャンスは限られてる。だから全力でやるんだよ』
「…」
『もちろん全部全力でやるじゃないけど、点決めた時圧倒的に嬉しいのは絶対全力でやった時だから。あと中途半端嫌いなんだよね』
目が合ったからニッと笑みを向ければ、
「…血筋って怖いですね」と苦笑いされた。
…禁句にしようかな。
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はるか(プロフ) - Lunaさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです…！これからもそう言っていただけるよう頑張るのでぜひ今後もよろしくお願いします！m(_ _)m (3月22日 1時) (
レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - もう、めちゃくちゃ胸キュンしちゃいました…。ほんと素敵なお話をありがとうございます…！！やっくん、かっこよすぎます！！！ (3月17日 11時) (レス) @page30 id: ae56522889 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - chia.さん» コメントありがとうございます！集合写真はずるいですよね〜…泣くに決まってますよ…本当に… ありがとうございます！更新頑張りますね(*^^*) (3月16日 2時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - わにゆずさん» コメントありがとうございます！一緒の方いてテンションぶち上がりました（＾∇＾）あれは音駒好きにはたまらんですね！モチベ上がりまくりですよね！どうか勉強に集中出来ますように…(^^) (3月16日 2時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます！私も夜っくん好きなので書いてて楽しいです(^^) 全然拙くないです！直球で伝わってます！嬉しいです！これからもこの作品をよろしくお願いします！(*^^*) (3月16日 2時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2024年3月8日 8時
