思い浮かべるのはいつもキミ ページ13
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『えっ、夜っくんでもそういうの気になるの？』
「まあ…(人1)のそういう話そういえば聞いたことなかったなって思ってさ」
『え〜…自分のは教えないのに…』
「別に名前教えろとか言ってねーじゃん？いるかいないかだけ教えて」
…何だろう、穏やかないつもの声なのに、
"言うまで逃さない"みたいなオーラを隣から感じる。
何で虫の話から私の好きな人がいるいないの話になるか分からなかったけど、とにかく答えなければオーラにころされそうだ。
『うーん、好きな人はいないかなあ…多分今は恋よりもバレーしたい気持ち強いからかな。興味がないわけではないけど』
「ふーん」
『えっ夜っくんが聞いたのに興味なさすぎじゃない！？』
「じゃあどんなタイプが好きなんだよ」
『話聞かないな…』
夜っくんたまに人の話スルーする時あるよな。ちょっと寂しい。
好きなタイプかぁ…
『…外見は特にないかなぁ。どっちかっていうと内面？自分も周りも大切に出来る人が好きかも。
…そう、夜っくんみたいなさりげない優しさを魅せられると弱いかもしれない』
「えっ、俺？」
『うん。夜っくん丁度いい塩梅の優しさ持ってるよ。見てないふりして実は見てくれてるじゃん』
職員室に着いて、一旦会話が中断される。
何で2人で、って先生が聞いてきて、夜っくんが「昨日の今日で疲れてると思ったんで」って言って、
あぁホラ、そういうさりげなさが好き、って思った。
きっと私がついてくると思ってゆっくり歩いてたのだって。
職員室を出て、お腹空いたねって話しながら来た道を戻る。
道中で男子から昨日の試合のことで声をかけられて、礼を言いながら手を振っていく。
「…モテモテじゃん、(人1)」
『…何でって思ってるよ。昨日とかはそこまでいい活躍してないし、私よりも他の仲間達の方が頑張ったんだから、その子達を見てあげてほしいのに。それにさ、』
『…可愛いとか言われて嫌な気はしないけど、その場だけとか、表面上だけ見て言われてもありがとうとかしか思わないし興味ない。
私のみっともないところも色々全部見てくれる人がいいな』
まるで、夜っくんみたいに。
そう出かかった言葉を慌てて飲み込めば、夜っくんは何故か嬉しそうに微笑んでいた。
『…夜っくん、自販付き合ってよ』
「は？あ、ちょっ、」
…夜っくんみたいに、ってばっかり。
私の好きなタイプ、もしかして、って隣を見て思った。
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雨音 淡桜 - 17ページ冒頭、読んだ瞬間むせかえって窒息しかけました（笑死） (3月25日 16時) (
レス) @page17 id: e6a1afaa78 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます！あのシーン夜久さん好きには堪らないですよね…いっぱい夜久さんを映してくれて良かった…(^^) これからもカッコ可愛いうちの小説の夜久さんをよろしくお願いします！ (3月9日 23時) (レス) id: bc0669ada1 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - kis09170810さん» コメントありがとうございます！映画やばかったですよね…私はいまだに泣いてしまいます…この先もしばらくもどかしい展開が続きますのでハラハラしながらお読みください…(^^) (3月9日 23時) (レス) id: bc0669ada1 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 風佳さん» コメントありがとうございます！そういっていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです(^^) ちょっと本能出てしまう夜久さんマジ性癖です…笑 (3月9日 23時) (レス) id: bc0669ada1 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 私も映画で、「もっと〜？」ところがすごく好きです！というか映るたびに声が聞こえるたびにニヤニヤしてます笑 夜久さんのかっこよさと可愛さに悶えながら読ませていただいてます。続き楽しみにしてます！ (3月9日 1時) (レス) @page48 id: fcb07708b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2024年2月26日 21時
