ヒビが入る出来事。 ページ5
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「宮兄弟でしょ？バレーやってる人じゃ知らない人いないし」
「えっ俺らめちゃくちゃ有名やん…」
「何ソワソワしてんねんツム」
「うっさい！まって、もしやキミバレー部希望か？」
私が間違えて声をかけてしまったのを、
すかさず横にいた倫太郎がなんとかしてくれた。
どっちがどっちか分からないけど、倫太郎に向かって指をさした。
「まあそうだけど」
「ポジどこや！負けへんで！」
「ミドルだよ」
「まあ背高いもんな、やと思ったわ」
俺のライバルじゃない良かったー！とニコニコするどっちか分からない宮くん。
めんどうなので聞いたら、どうやら表情がコロコロ変化している方は、宮侑。
少し大人しい方は、宮治。というらしい。
「私、侑くんとクラス一緒だよ。出席番号前後だから何かとお世話になりますよろしくね」
「堅苦しいなあ！まあよろしくな」
「(人1)ちゃん、きっとツムのほうがキミにお世話なると思うけど堪忍な」
「どういう意味やねんそれ！」
どうやらバレー部は賑やかになりそうだ。
私と倫太郎は顔を見合わせて笑った。
.
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そして、高1の5月。
私と倫太郎の関係にヒビが入る出来事が起きる。
バレー部のマネージャーになって1ヶ月。
先輩とのコミュニケーションも、少しずついいものになってきて、
だいぶ活動に慣れてきた、そんな時。
この日は私、倫太郎、侑、治、そして最近仲良くなった銀島くんの5人で、部活終わりの夕方に学校の近くの駄菓子屋さんに向かっていた。
倫太郎だけ寮暮らしだから、戻るのめんどいからやだって言ってたけど、
侑に引っ張られて無理やり連れてこられてた。
駄菓子屋に着いた瞬間にお店の中に消える宮兄弟。
あいつら…みたいな顔して入っていく銀島くんと倫太郎に着いていく。
「(わ、懐かしい、これ…買おうかな)」
結局たくさん買ってしまって、お店の前で食べている時、
倫太郎が戻ってきて、何やら手渡される。
「なに？」
「侑の奢りだって。チューペット」
俺これ大好きなんだよね、って言って凍らせてあるチューペットを半分に折る倫太郎。
「いや、あの、私はいいよ。好きなら食べなよ」
「え、1本丸々はさすがに無理だよ」
「いや私、それ好きじゃないからいらないよ」
ぴしりと。
倫太郎の動きが止まった。
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あやね - 「離れ離れの1年ちょっと。」のところの角名君の出身地は、愛知県です！！ (2022年11月2日 18時) (
レス) @page4 id: 04b5e98dd0 (このIDを非表示/違反報告)
すなりんん - 涙が勝手に溢れてきましたごめんなさい「？」 (2020年4月22日 1時) (レス) id: 22d4d41058 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - え、好きです (2020年3月24日 10時) (レス) id: c01d9ddcd5 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 再び失礼いたします。完結おめでとうございます！！！！角名はやっぱ色気の塊ですね！えっrrr((素敵な推しをありがとうございました！治も楽しみにしております。がんばってください！！ (2020年3月22日 23時) (レス) id: a9c340b6bb (このIDを非表示/違反報告)
亀さん - 完結おめでとうございます!!!やっっっっと結婚しましたね!!!←角名くんすきぃ……次回作も読みます!!!佐久早好きなの分かりすぎて泣…………サム楽しみにしてます!!! (2020年3月22日 22時) (レス) id: 1af3b4280f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2020年3月8日 1時
