前を向き始める猫 ページ43
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「はよーっす、(人1)…って何だよその顔」
『…おはよ、夜っくん。昨日部室の前で後輩に私のこと聞いてったでしょ』
「…あ、うん…？」
『…夜っくんと、つ、つつ付き合ってるのかって揶揄われた…も、夜っくんのせいだからね…！』
朝練の後、歩いていると夜っくんが挨拶してきて、
いつも通りに戻ったって安心すると同時に、部員達に根掘り葉掘り聞かれたのを思い出して、思わず夜っくんのせいにしてしまった。
私を心配して走って来てくれたのに。
夜っくんはキョトンとした顔で私を見つめると、
「あ〜…」と苦笑いして、口元に手を当てた。
『…何、その顔』
「何でもない。俺先に行くわ」
『えっ、ちょ、逃げるな…！』
「逃げてない！」
逃げてないと言いながら私の横から素早く消えた夜っくんにため息をつくと、後ろから高身長が迫って来た。
「朝から痴話喧嘩？仲良いねえ」
「夜久と仲直りしたんだ。良かった」
『黒尾と海くん…ありがとう、黒尾はどっか行って』
「酷くね？つーか(人1)さん」
『なに？』
「自信なくて心底思い詰めてたみたいだけど、俺がわざわざ(人1)にサーブ教えてって頼むくらいなんだからもっと自分の実力信じていいだろ」
『…！』
「ってのを、本当はもっと早く言えば良かったんだよな」
悪い、と謝る黒尾に私は首を横に張る。
大丈夫。もう、大丈夫。
「柳井、俺も柳井のサーブとってみたいな。夜久がとれなかったって悔しそうにしてたし」
『…まあそれもミスに近かったけど』
「そうかな？あのサーブ、ちょっと工夫すればもうひとつ武器になりそうな気がしたんだけど」
『…！なるほど！』
そうだ、こうやって人の意見を聞いて取り入れることも大事だ。
前向きに考えれば、みんなが後ろから背を押してくれている気がした。
…そして、もう一つの問題。
「そうだったの？全然いいよ」
『いいの？ありがとう！』
いい加減黒尾のせいで黒板が見えなくて、クラス委員長に席を前後してもいいか許可をとると、すぐにOKが出た。
すぐに黒尾に報告して席をずらそうとすると、「あの、」と黒尾の前の席の女の子から声がかかった。
「…私も、目悪いから前の席が良くて」
「え、そうだったの？最初に言ってよ〜」
「ごめん、言える空気じゃなくて…」
「じゃあこの列の1番前の人と交代でいい？」
「うん」
委員長はそう言って1番前が誰か確認した。
「夜久、ちょっと」
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はるか(プロフ) - わにゆずさん» 再びコメントありがとうございます！やっぱりそうですよね！目とかにかかるくらい長かったら萌えます、ぐへへ(激キモ) 絶対見逃せないですね！公式情報を待ちましょう…！フヒヒ(激キモ) (2月29日 0時) (
レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
わにゆず(プロフ) - たしかに、大人になった夜久さんってノーセットだと前髪長いかもしれません…！うへへ（キモい）、夜久さん推しとしてはこれは見逃せないです…グヘヘヘ（キモい） (2月27日 18時) (レス) @page49 id: b8157db853 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 佐藤310さん» コメントありがとうございます！まさかの報告嬉しいです笑 日焼けのことですよね！やっぱり真っ黒になりますよね…私自身そうだったのですごく分かります。やっぱり日焼け止めを塗ってもらってるって結論にしようかな…( ・∇・) アンサーありがとうございました！ (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - ▼げきからたばばさん» コメントありがとうございます！そして一気読みありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです…！これからも頑張るので応援よろしくお願いします！(^^) (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - むぎちゃさん» コメントありがとうございます！えーん嬉しいです…！夜久さんはイケメンの中のイケメンと思いながら書いてます！気に入ってもらえたなら嬉しいです！これからもぜひよろしくお願いします！(^^) (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2024年2月11日 21時
