子猫の善意 ページ4
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それは、入学して1週間後のこと。
帰りのHRが終わって、入部した部活動に向かう人、帰る人で教室はまばらにしか人がいなかった。
私はというと、入学した時に提出した書類のうち一つに記入漏れがあって、先生に呼び出されていた。
「(人1)、部活はー？」
『遅れて行く！先輩達に伝えておいてほしい！』
「じゃあ先行ってるね！」
同じバレー部のみっちゃんにそう告げて、私は教卓で何やらメモを書いてる先生のもとへ向かった。
「あ、柳井。ごめんな」
『いえ、悪いのは私です…』
「ああいや、書類の記入漏れのことじゃなくて。俺、急ぎだからって言ってたけど提出明日でも大丈夫だった」
『え…！』
「だからこれ、今日は持ち帰って親御さんに書いてもらって、明日の朝提出でいいよ、部活行っていいよって伝えようとしたのに遅かった…ごめんな」
先生は本当に申し訳なさそうに私の手に封筒を握らせた。
…そこまで謝られたら怒れないじゃん。しかも、目上の人だし。
大丈夫です、と小さく呟いて鞄を手に取り部活に行こうとした時、後ろから「柳井さんさぁ、」とクラス委員長に話しかけられた。
「海の連絡先知ってる？」
『海…って、ウチのクラスの？』
「そうそう。昨日クラスのグループLINE入ってもらっただろ？でもよく見たら海だけ入ってなくてさぁ…柳井さん、海と同じバレー部だし何か知ってるかなって」
『海くんと喋ったこともないし何ならバレー部一緒って今知ったんだけど…』
そーなの！？と驚くクラス委員長に、私は頷く。
見た目で勝手に野球部だと思ってた。大変失礼だし申し訳ない…！
力になれなくてごめんね、とクラス委員長に謝って、今度こそ教室を出た。
「…というか、あの子はショートじゃなくてショートボブじゃないかな」
「え〜？なに？違い分かんねえんだけど」
廊下を歩き始めた時、1年3組から体操服に着替えた男子3人が出てきて、
そのうちの1人は、数秒前に名前があがっていた海くんだった。
スルーしようと思いつつ、
けど何故か善意が働いて。
『…えと、海くん！！』
体育館へ向かうであろう後ろ姿に声をかけた。
「…？柳井さん。どうしたの？」
『あー、えっと。海くんクラスのグループLINE入ってないって
「…？グループLINE、作られてたの？」
『え、そこから！？』
目を見開く海くんに、
私は咄嗟に携帯を取り出した。
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はるか(プロフ) - わにゆずさん» 再びコメントありがとうございます！やっぱりそうですよね！目とかにかかるくらい長かったら萌えます、ぐへへ(激キモ) 絶対見逃せないですね！公式情報を待ちましょう…！フヒヒ(激キモ) (2月29日 0時) (
レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
わにゆず(プロフ) - たしかに、大人になった夜久さんってノーセットだと前髪長いかもしれません…！うへへ（キモい）、夜久さん推しとしてはこれは見逃せないです…グヘヘヘ（キモい） (2月27日 18時) (レス) @page49 id: b8157db853 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 佐藤310さん» コメントありがとうございます！まさかの報告嬉しいです笑 日焼けのことですよね！やっぱり真っ黒になりますよね…私自身そうだったのですごく分かります。やっぱり日焼け止めを塗ってもらってるって結論にしようかな…( ・∇・) アンサーありがとうございました！ (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - ▼げきからたばばさん» コメントありがとうございます！そして一気読みありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです…！これからも頑張るので応援よろしくお願いします！(^^) (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - むぎちゃさん» コメントありがとうございます！えーん嬉しいです…！夜久さんはイケメンの中のイケメンと思いながら書いてます！気に入ってもらえたなら嬉しいです！これからもぜひよろしくお願いします！(^^) (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2024年2月11日 21時
