小さな傷の音 ページ27
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「お前らさぁ、付き合ってるの隠してるのにSNSで匂わせてる芸能人みたいにこっそりお揃いにすんのやめろよな。キーホルダーの次はシューズですか？」
『うわ黒尾すぐ気づくじゃん…文句なら夜っくんにどうぞ。私は被るからやめようとしたんだよ』
「夜久のせいだけにすんなよなー。もし俺がシューズお揃いにしていいって言っても買わないだろ」
『……か、買うよ』
「お前優しいね、(人1)…まあその空いた間で全部伝わったけども」
部活後の自主練、
サーブ練習始めよ〜って黒尾に近づいて第一声がこれだった。観察眼鋭すぎるでしょ。
いつかはバレると思ってたけどこんな早々にバレるとは思わなかった。
『てか気づいたこと夜っくんに言わない方がいいよ。殴って黙らせるって言ってた』
「アイツ暴力で全部解決出来るって思ってない？」
『まあほら、夜っくん脳筋だからしょうがないよ』
「脳筋だからで全部片付けようとするお前も手遅れだな」
黒尾は呆れたように笑ってボールを手に取った。
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ドッ、と放たれた黒尾のジャンプサーブは、
速かったけど、ボールはカッ、とネットに当たって手前に落ちた。
「あ"〜〜…今いったと思ったんだけどなぁ〜〜」
『…多分打つ時の手の動きだと思う。スパイク打つ時と一緒の感じで完全に打ちおろしちゃうとボールが下方向に向かうから今みたいにネットにかかっちゃう。
だから、下よりも前向き。ボールを押し出す感じで打つと緩やかに弧を描いていい感じにコートに落ちるから』
「なるほど。つまりまだまだってことね」
『うん、まだまだです。でも始めて1週間くらい？でジャンプとトスのタイミング掴めるの凄いかも。センスあるよ』
そう？と照れる黒尾に私はうんうんと頷いた。
…本当に、こんな短期間でここまでくるとは。
体格とセンス。これが黒尾は秀でているから尚更だと思う。
『まあでもIH予選までには間に合わないね』
「知ってるけど！上げて落とすのやめてください〜〜夜っくんからも何とか言ってやってよ！この子辛辣！」
「教えてもらっといて何ワーワー言ってんだお前」
『どうする？サーブ練習まだやる？』
「…レシーブ練習しましょうね！」
練習手伝いますよ〜、とサーブ練習で散らばったボールを片付けていく黒尾。
『(…私にないものを持ってる。いいなぁ、)』
＿＿噛み合っていたものが1つ、壊れかける音。
私には、聞こえなかった。
「…」
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はるか(プロフ) - わにゆずさん» 再びコメントありがとうございます！やっぱりそうですよね！目とかにかかるくらい長かったら萌えます、ぐへへ(激キモ) 絶対見逃せないですね！公式情報を待ちましょう…！フヒヒ(激キモ) (2月29日 0時) (
レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
わにゆず(プロフ) - たしかに、大人になった夜久さんってノーセットだと前髪長いかもしれません…！うへへ（キモい）、夜久さん推しとしてはこれは見逃せないです…グヘヘヘ（キモい） (2月27日 18時) (レス) @page49 id: b8157db853 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 佐藤310さん» コメントありがとうございます！まさかの報告嬉しいです笑 日焼けのことですよね！やっぱり真っ黒になりますよね…私自身そうだったのですごく分かります。やっぱり日焼け止めを塗ってもらってるって結論にしようかな…( ・∇・) アンサーありがとうございました！ (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - ▼げきからたばばさん» コメントありがとうございます！そして一気読みありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです…！これからも頑張るので応援よろしくお願いします！(^^) (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - むぎちゃさん» コメントありがとうございます！えーん嬉しいです…！夜久さんはイケメンの中のイケメンと思いながら書いてます！気に入ってもらえたなら嬉しいです！これからもぜひよろしくお願いします！(^^) (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2024年2月11日 21時
