可愛い子にはガーディアンを ページ21
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「おーい(人1)、出かけるんならケーキ買ってきてくんね？」
『やだよ、自分で買いに行けば？兄ちゃんどうせ暇してんでしょ』
「暇してねーし！頼むよ、ショッピングモールの近くだろ？…これで好きなだけ買っていいから」
『え、やった〜！兄ちゃんの奢りなら行く！』
「目を輝かすなムカつくから」
学校も部活も休みのこの日、私は新しいバレーシューズを買いに、出かける準備をしていた。
夜っくんの言う通り、また怪我したら嫌だから。
そうして玄関を出ようとした時、同じように仕事が休みの兄ちゃんに声をかけられたのだった。
兄ちゃんが書いた買ってきて欲しいケーキのメモを見ながら歩く。
甘党だからって食べすぎじゃない？これ全部1人で食べるって言ったら絶対ドン引きする。
そう思いながらケーキ屋さんにたどり着いた途端、「(人1)？」と聞き慣れた声が耳に飛び込んできた。
『…あ、え！？夜っくん！』
「おー。奇遇だな〜」
『奇遇すぎる…！何でここにいんの？』
「今日弟の誕生日でさー、母さんに予約したケーキ取りに行ってこいって頼まれたんだよ。(人1)は？」
『兄ちゃんにパシられたの』
「あはは、俺らいいように使われてんな〜」
『ね、人づかい荒いよね〜』
入るお店は一緒だし、ってなって夜っくんと笑いながら並んでお店のドアノブを握った。
…瞬間、私は大事なことを思い出した。
『…はっ、私バレーシューズ買うのが本来の目的だった』
「ん？あぁ、あの壊れかけのやつやっと捨てたのか」
『言い方…ケーキより先シューズ買いに行かなきゃ。ごめん夜っくん、私スポーツショップ行くね』
ヒラリと手を振ってショッピングモールの方へ歩みを進めた時、「待って！」と夜っくんが叫んだ。
「俺も行く。サポーター新しいの欲しかったんだ」
『そうなの？でもケーキ大丈夫なの？』
「大丈夫、急ぎじゃねーから。それよりさ、」
夜っくんの視線が私の服にいく。
あれ、私服変だったかな。思わず服の裾を摘んだ。
『な、何でしょうか…』
「…いや、私服の(人1)、いつもと雰囲気違うなーって。
…可愛いじゃん」
ぶわ、と顔が一気に熱くなる。
ずるい、ずるい。
『…ありがとう、夜っくんも私服似合ってるよ、カッコいい』
「…！あ、りがと…？」
『何で疑問系？』
頬を赤く染めながら、同じように赤い頬の夜っくんの隣に並ぶ。
…心の中で少しだけ、兄ちゃんに感謝した。
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はるか(プロフ) - わにゆずさん» 再びコメントありがとうございます！やっぱりそうですよね！目とかにかかるくらい長かったら萌えます、ぐへへ(激キモ) 絶対見逃せないですね！公式情報を待ちましょう…！フヒヒ(激キモ) (2月29日 0時) (
レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
わにゆず(プロフ) - たしかに、大人になった夜久さんってノーセットだと前髪長いかもしれません…！うへへ（キモい）、夜久さん推しとしてはこれは見逃せないです…グヘヘヘ（キモい） (2月27日 18時) (レス) @page49 id: b8157db853 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 佐藤310さん» コメントありがとうございます！まさかの報告嬉しいです笑 日焼けのことですよね！やっぱり真っ黒になりますよね…私自身そうだったのですごく分かります。やっぱり日焼け止めを塗ってもらってるって結論にしようかな…( ・∇・) アンサーありがとうございました！ (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - ▼げきからたばばさん» コメントありがとうございます！そして一気読みありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです…！これからも頑張るので応援よろしくお願いします！(^^) (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - むぎちゃさん» コメントありがとうございます！えーん嬉しいです…！夜久さんはイケメンの中のイケメンと思いながら書いてます！気に入ってもらえたなら嬉しいです！これからもぜひよろしくお願いします！(^^) (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2024年2月11日 21時
