惑わすは優しい熱 ページ17
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＿＿同じ、目線。
だからこそ、見つめ合う距離は近くなる。
震えるまつ毛、
大きな瞳の中に映る私。
そう認識出来るくらい、私と夜っくんは数センチの距離にいた。
ドッ、ドッ、って心臓が音を立てていくのが分かる。
耳から顔の中心に向かって、じわじわと熱が広がっていくのも。
『ぁ、』
「(人1)…？だいじょう、」
「(人1)！悪い、大丈夫か！？」
「怪我とかしてない？」
ネットをくぐって、黒尾と海くんがこちらに走ってくる。
私は慌てて夜っくんから顔を逸らした。
『大丈夫…！咄嗟に手出したから何とも！私が強打かフェイントか読み間違えただけだから』
「…いや、フェイントのつもりだった」
『…マジか』
「黒尾テメェ、(人1)に攻撃読まれたからってあぶねーだろーが」
「…フェイントから強打に変えようって思って打ちおろす瞬間に(人1)が思ってたより前に出てきたから焦ったわ…あぁいや、こんなん言い訳。ホントごめん」
『大丈夫だって。夜っくんのおかげで頭から倒れるの防げたし』
ありがとう、と、今度は顔が近くなりすぎないように振り返ってお礼を言う。
夜っくんは私の頭をポンポン、と優しく叩いて、それから。
「頑張るのはいいけど、あんま無茶すんなよ。マジでビビったから」
『…うん、』
「…ホント、間に合って良かった」
嘘偽りなく、本心からそう言ってくれるのがちゃんと伝わって。
近いのに、近すぎると顔を逸らしたのに、なんだか離れたくなくて困った。
「ちょっと早いけど、今日は終わりにするか〜」
「そうだね」
「(人1)、立てる？」
『大丈夫、』
夜っくんに言われてゆっくり立ち上がると、靴に違和感があった。
なんだろう、と滑った方の足を持ち上げると、シューズの裏、滑り止めの踵がすり減って斜めになっていた。
『あ〜…これのせいか、滑ったの…うわ、反対もなってる』
「てか靴底剥がれそうじゃん。新しいの買わねーとまた怪我するぞ」
『そうだね…』
「…(人1)、」
同じ目線に立った夜っくんが、サラリと私の前髪を掬う。
ビックリして瞬きをすると、ふわりと笑われる。
「ちょっとボール掠ったな。デコ赤くなってるから冷やしとけよ」
『えっ、え…！？あ、ウン…』
それだけ言ってモップを取りに行った夜っくんの背を、
私はおでこに手を当てて、ただ見つめていた。
『なに、これ…顔、あつい…』
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はるか(プロフ) - わにゆずさん» 再びコメントありがとうございます！やっぱりそうですよね！目とかにかかるくらい長かったら萌えます、ぐへへ(激キモ) 絶対見逃せないですね！公式情報を待ちましょう…！フヒヒ(激キモ) (2月29日 0時) (
レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
わにゆず(プロフ) - たしかに、大人になった夜久さんってノーセットだと前髪長いかもしれません…！うへへ（キモい）、夜久さん推しとしてはこれは見逃せないです…グヘヘヘ（キモい） (2月27日 18時) (レス) @page49 id: b8157db853 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 佐藤310さん» コメントありがとうございます！まさかの報告嬉しいです笑 日焼けのことですよね！やっぱり真っ黒になりますよね…私自身そうだったのですごく分かります。やっぱり日焼け止めを塗ってもらってるって結論にしようかな…( ・∇・) アンサーありがとうございました！ (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - ▼げきからたばばさん» コメントありがとうございます！そして一気読みありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです…！これからも頑張るので応援よろしくお願いします！(^^) (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - むぎちゃさん» コメントありがとうございます！えーん嬉しいです…！夜久さんはイケメンの中のイケメンと思いながら書いてます！気に入ってもらえたなら嬉しいです！これからもぜひよろしくお願いします！(^^) (2月27日 1時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2024年2月11日 21時
