覚悟せえよ。 ページ9
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また面倒くさい展開になったものだ。
神様がいるなら、絶対この状況をゲラゲラと腹を抱えて笑いながら見ているに違いない。
「何しとんねん、お前ら」
「いや、北こそ何でまた食堂おるん？」
「そんなもん決まっとるやろ。ここの豆腐ハンバーグ美味かったからや」
「ちょっと嬉しそうに言うのやめや。私への当て付けか？」
「いやちゃうけど。被害妄想か？」
「ちゃうわ！もうテンポ良くなっとるからやめろや！」
ぜえはあ。また息切れとる。
なんでこんな疲れるんやホンマ…
そこで、ふと3人を見れば、
意外なものを見たように目を丸くしていた。
あら可愛い。←
「北さんもそんな顔するんやな〜意外！」
「いつもと変わらんやろ」
「口角ちょっと上がってましたよ。0.5センチくらい」
「角名くん観察眼鋭すぎん？ちょっと引いたんやけど…」
北は気にしてないっぽかった。
すると北の後ろから、信介〜、といつもの３年生達が追いかけて来た。
ワラワラとあっという間に男バレに囲まれる私。
…いや、もうこの展開ええんやって！
おい神様！！なに面白がっとんねん！！ホンマ笑ってんとちゃうぞコラ！！
「練、私もうさきちゃんの元帰るから後任せたわ」
「すまん、嫌や」
「練！アンタも面白がっとるんかアホ！」
「犬塚さんドンマイ〜」
「…赤木くん、アンタはこの子らに口滑らしたから絶対許さへんからな？海老反りの刑と十字固めの刑と選ばせたるで？」
ニッコリ笑って言えば赤木くんはぶるりと震えて尾白くんの後ろに隠れてしまった。女子かアンタは。
すると、また北の視線がこちらに向く。
「…で？話逸れたけど何でお前ら一緒におるんや。仲良かったか？」
「何でそこ気になるんや…まあぶっちゃけ言えば北の弱みの話しとった」
「弱み…？」
「(人1)サン！？」
「まあ結局協力はせんけど。私は私で絶対北の弱み握ったるからな？」
覚悟せえよ？
私はそう言って立ち上がり、
宮兄弟と角名くんに軽く手を振ってお盆を持って歩き出した。
「これで弱み握れんかったらクソださいわな〜。
卒業までには絶対見つけたろ…」
＿＿＿ 論争は、始まったばかり。
.
「仲良くはないんか」
「北さんなんでそこばっか気にするんすか！今日初めて話しましたわ！」
「…そうか」
「「「(((聞いた割には薄すぎる反応…！)))」」」
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ミカ(プロフ) - 本当にこの作品を読んでいる時間が最高でした！シリーズの中でこのお話が一番好きだなって思いました。花言葉で心情の変化をを表したりするところ、流石です!!!セリフ一つ一つに深い意味が込められていて素敵でした！あと、私も北信介って名前の響き好きです(笑) (2020年5月25日 21時) (
レス) id: ee1104400e (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 狐さん» ありがとうございます！語彙力！笑 嬉しいですありがとうございます^ ^ 出来たので是非読んでみてください〜！！ (2020年5月24日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - しぃらさん» ありがとうございます！大丈夫ですか生きてください…！ふいに北さん花絶対似合う、って思ったら調べるのにめちゃ時間かかって後悔したんですけどね(・・;) 影山くんの小説もぜひぜひ！読んでくださいね！ (2020年5月24日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - チベットさん» ありがとうございます！いや小説出すほどのレベルじゃないですまじで笑 実は名前にも意味があるんです、キタキツネの天敵は犬らしいので…^ ^ 影山くんの小説でも探してみてくださいね (2020年5月24日 22時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 虹華さん» コメントありがとうございます！最後の告白のところは実は書き始めたときからもう決めてました笑 意外とギザな告白好きそうだなって…笑 影山くんの小説もぜひぜひ読んでくださいね^ ^ (2020年5月24日 22時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2020年5月3日 22時
