バレー部の面々。 ページ5
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赤葦くんと私が仲良くなるのに時間はかからなかった。
おはようとバイバイの挨拶は必ずしたし、
休憩時間もくだらない話をした。
お昼ご飯…はバレー部の先輩が来て赤葦くんを連れ去っていったので、
まだ何日かしか経っていないけど、一応できた友達と机をくっつけて食べていた。
友達は、私と赤葦くんが仲がいいことを羨ましいと言った。
やっぱり赤葦くんはモテるんだな…
そんなある日のこと。
お母さんが朝珍しく寝坊しちゃって、お弁当作ってない!ごめんね!って言ってたから、
友達に断りを入れて食堂で食べることにした。
「(うわ、やっぱりすごい人だかりだなぁ…)」
同じエリアに購買もあるから人口密度がハンパなかった。
とりあえず食券買おうと前を見れば、
「(赤葦くんだ)」
食券の列に並びながら先輩と喋っている赤葦くんがいた。
「赤葦くん」
「あれ、兎川さん。今日こっちなんだ?」
「そうだよ〜お母さんが寝坊しちゃってお弁当なくって…」
「なんか意外だね。自分で作ってるのかと思った」
「あ〜……私料理下手くそなんだよね!卵焼きも作れない」
「えっそうなんだ…」
赤葦くんといつものように喋っていると、
少し前にいた先輩たちが私に気づいた。
「あかーし!!も、もっ、もももしかして、かの」
「違います、同じクラスの子です」
「こんな時でも冷静かよー」
「否定がはやすぎてツッコむ気なくした〜」
高身長の面々が、
私を見下ろしていた。
……いや怖すぎるんですけど!
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桜(プロフ) - ごめんなさいちょっと尊い… (2022年4月7日 7時) (レス) @page8 id: 7d2166206e (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 泣きました!本当にこのお話好きです...!赤葦最高ですっ...赤葦万歳...お疲れ様でした! (2021年2月28日 8時) (レス) id: ebdd1925d4 (このIDを非表示/違反報告)
ピ(プロフ) - 赤葦推しの私死亡、、、 (2021年1月5日 16時) (レス) id: 324728c5bd (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - よしこういう時は円周率だ、からめっちゃ吹きました!頑張ってください!! (2020年7月4日 9時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - vさん» お返事遅くなりすみません(泣)コメントありがとうございます!そう言ってもらえてとっても嬉しいです!これからもよろしくお願いします!! (2020年3月6日 0時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はるか | 作成日時:2020年2月16日 19時