優しくなったら。 ページ27
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「本当に赤葦と付き合ってねーの？」
「逆に聞きますけどあれで付き合ってるように見えますか？」
「だって赤葦、いつのまにか(人1)のこと名前で呼ぶようになったじゃんか！俺絶対おまえら付き合ったと思ってたのに〜」
「まあただ単に呼びやすいだけじゃないですかね？
あの赤葦が私のこと好きになるとか天地がひっくり返ってもなさそうだし…」
暗くなってきた道を、バレー部の先輩たちと歩く。
もはや恒例になってきた。
私の隣を歩くのはだいたい木葉さん、小見さん、猿杙さん、鷲尾さんの誰かで、
その前を歩くのは木兎さんと赤葦。
「(人1)は好きなヤツとかいんの？」
「今はいないですね〜」
「ならタイプは？」
「うーん…優しい人かなあ」
「ざっくりしてんなあ…」
優しい人ねぇ…と小見さんは赤葦を見つめる。
いや、なんで？
「じゃあ赤葦が優しくなったらどうする？」
「病院に連れて行きますね！」
「ちげーわそういうこと聞いてんじゃねーんだ。
好きになるかならないかって聞いてんだよ…」
「……どうでしょうね？もしかしたらなるかも？」
私がそう言った途端ニヤニヤする先輩たち。
おまえ実は結構赤葦のこと好きだろ、ってからかいはじめた。
…だって、しょうがない。
助けてもらうたびに、ドキドキしてた自分がいたから。
絶対ならないとは言い切れないよな〜って思ったし。
まあ、
「あいつが常に優しければほんとに言うことないと思いますけどね」
「それは無理ってこの前言わなかったっけ」
「ぎゃうっっっ…！赤葦、聞いてたんだ？」
「バッチリね。そして相変わらず変な叫び声だね野生動物みたい笑」
「息を吐くように悪口言うのやめろ」
もうわかれ道まで来ていたらしい。
あっという間で気づかなかった。
ここからは、私と赤葦の2人だけ。
前はすごく嫌だったし、もう二度とこいつと帰るか、なんて思っていたけど、
今はそんなことない。
もう何度も一緒に帰ってきたから。
「(人1)は俺のこと好きだったんだ」
「それ先輩たちが勝手に言っただけなんだけど？
それに呼吸するたびに悪口が出る赤葦京治くんはお断りです〜」
「俺も(人1)は辛子和えが食べれないから無理かなって思ってる。だからごめんね」
「だから違うって言ってるでしょ何で私が勝手にフラれてんだ！」
結局はこんな感じなんだけど。
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桜(プロフ) - ごめんなさいちょっと尊い… (2022年4月7日 7時) (
レス) @page8 id: 7d2166206e (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 泣きました！本当にこのお話好きです...！赤葦最高ですっ...赤葦万歳...お疲れ様でした！ (2021年2月28日 8時) (レス) id: ebdd1925d4 (このIDを非表示/違反報告)
ピ(プロフ) - 赤葦推しの私死亡、、、 (2021年1月5日 16時) (レス) id: 324728c5bd (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - よしこういう時は円周率だ、からめっちゃ吹きました！頑張ってください！！ (2020年7月4日 9時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - vさん» お返事遅くなりすみません（泣）コメントありがとうございます！そう言ってもらえてとっても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2020年3月6日 0時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2020年2月16日 19時
