まるで芸術のよう。 ページ19
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「(うーん、佐藤くんに色々いい場所教えてもらったけどどこにしよう)」
2階の辺りをうろつく。
ここも全体見渡せていいんだけど遠いな…
「(監督とかコーチとか座ってるパイプ椅子の近くいいな、壁にくっついてできるだけ存在感出さずに行こう)」
階段を駆け下りて、監督達の近くの壁によりかかれそうな場所を見つけてそこに座る。
…うん、ここはちょうどコートの真横。
今いい感じでスパイク練習始まったっぽいからいい絵の素材になるかもしれない。
「赤葦！！今日もいいトス寄越せよ！！」
「はい、いつも通りですね」
「おう！！いつも通りかつ120%の！！」
「はい」
投げられたボールを、赤葦がセットアップして、
「木兎さん」
ふわり。
緩やかに弧をえがく。
「( ＿＿＿＿きれい、だ)」
まるで芸術だと思った。
そんなことを言ったら、大げさだ、と笑われるかもしれない。
でも、そう感じてしまうほどに、
息を飲んでしまうほどに、
美しいと、思った。
「(そういえば私、赤葦がバレーしてるとこ初めて見た…)」
今まで体育館の近くで絵を描いていたけど、
中まで覗いたりしないし全然知らなかった。
「(…いいかも、)」
さらり、と鉛筆を走らせた。
そのあとに放たれた木兎さんのスパイクは、
確かに地面がえぐれちゃうんじゃないかってくらいすごい音をしていた。
「(こわ〜〜っ…確かにあんなん当たったらしぬ…)」
恐怖で手が震えた。
木兎さんが自ら教えてくれたけど、全国で5本の指の中に入るほどの実力のあるスパイカーだとか。
あんなんあと4人もいるのか…バケモノだな、と思った。
「(こうやって見てみるとバレーって面白いんだな〜
もし生まれ変わったらバレーやろう)」←
その後もその場所から微動だにせず、
練習を延々と眺め続けた。
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仕事から帰ってきて順位見てビックリしました！
たくさんの方が見てくれてるんだって思ったら本当に嬉しくて階段から滑り落ちました(下から3段目だったので全然無事でした(^^))
お気に入りもありがとうございます！
仕事が忙しくて前みたいに頻繁に更新できないですが、待っててくれると嬉しいです！
駄文ですが、これからもよろしくお願いします！
はるか
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桜(プロフ) - ごめんなさいちょっと尊い… (2022年4月7日 7時) (
レス) @page8 id: 7d2166206e (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 泣きました！本当にこのお話好きです...！赤葦最高ですっ...赤葦万歳...お疲れ様でした！ (2021年2月28日 8時) (レス) id: ebdd1925d4 (このIDを非表示/違反報告)
ピ(プロフ) - 赤葦推しの私死亡、、、 (2021年1月5日 16時) (レス) id: 324728c5bd (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - よしこういう時は円周率だ、からめっちゃ吹きました！頑張ってください！！ (2020年7月4日 9時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - vさん» お返事遅くなりすみません（泣）コメントありがとうございます！そう言ってもらえてとっても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2020年3月6日 0時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2020年2月16日 19時
