俺の小さい妹【ｻﾉﾚｵ】

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あれ、どこいった〜？





昨日外してここに置いたはず…





…ないし







はぁ〜。またあいつか









玲於「A。あ！」









やっぱり…









俺が探してるそいつは









Aの手元にあった









玲於「それ誰のサングラス？」









「んー？」









玲於「俺のだよね？」









やばい、言い方がきつくなってきた









まあでもいいよな









ダメなことはダメって教えとかねぇと









「これ、にいにの？」









玲於「うん、誰が触っていいって言った？




これ、ダメ。触んな」









「だめ？」









玲於「うん。だめ。だからそれにいににかえして？」









「うん！はーい！」









玲於「ん。ありがと」









いや他にもサングラスあんだけど









どうしても今日はこれを使いたくて









玲於「A、にいにのものは勝手に触ったらダメだよ？」









「にいにの、だめ！」









玲於「よーし、いい子だ」









「にいに、ぎゅーってして！」









玲於「ん。おいで」









明日で4歳になんだから









これからは優しくしつつ厳しくしていかねぇと









その度に泣くかもしれねぇ









でも涙を流すほど強くなれると俺は知ってるから









Aには強い女になってほしい









俺はそう小さな体を抱きしめながら思った

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