悪女だった女

悪女だった　56 ページ11

玲於side



ピンポーン


Aの家に着いた


インターホンを鳴らすけど出てこない…


鍵はかかってるし…


人がいる気配もない


ガチャ


隣の人が出てきた


涼「あ、すみません。ココに住んでる人って今いますか？」


隣「昨日は帰ってこなかったですよ？」


玲「帰って来てない…」


嫌な予感は当たってると確信に近づいてしまった


隼「Aが行きそうな場所とか分かんない？」


夕「お姉ちゃんが…うーん…分かんない…」


玲「クソッ！！」


涼「玲於落ち着け。まだ何かあったとは決まってないだろ？」


玲「分かってるよ！！」


ｐｒｒｒｒｐｒｒｒｒ


涼「はい。もしもし…はい。はい。分かりました」


夕「なに？」


涼「1回事務所に戻ってこいだって」


玲「は！？まだA見つかってないんだよ!?」


隼「玲於!」


涼「だからでしょ。HIROさんが言ったんだよ。今はそれに従おう」


頭では分かってるのに心がついていかない


なんとも言えない想いがグルグルと体を回っていた

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