悪女だった女

悪女だった　47 ページ2

ス「Aさん!A!大丈夫ですか!?」


歩き去っていくお母さんの…あの女の姿を呆然と見ていた


ス「Aさん!!!」


あ「ぁ…」


ス「大丈夫ですか?」


あ「は、はい…すみません…あの、なんでここに…?」


ス「先ほどHIROさんから電話があって、Aさんが危ないから探してくれって」


なんでHIROさんが…


ス「あの、撮影が…」


あ「そうですよね!すみませんでした…時間取らせてしまって」


ス「いえ!全然大丈夫です!!」


楽屋に行く時間はなくてそのままスタジオに直行


あ「遅れてすみません!」


監「大丈夫だよ〜wギリギリセーフww」


優しい監督さんでよかった


涼「どうしたの?Aが遅れるなんて初めてじゃない?」


玲「うん…顔色も悪いし…なんかあった?」


あ「っ…な、なんでもない」


夕「お姉ちゃぁ〜〜ん!!」


あ「夕菜」


夕「心配したんだよ!どこ行ってたの!?」


あ「ごめん。外の空気吸ってたら…っし、知り合いに会っちゃってさ…」


ス「始めまーす!!GENERATIONSさんお願いします!!」


GENE「「「はい!お願いします!!」」」



切り替えなきゃ…



仕事に私情は挟まない



写真に収められていく私達



監「…じゃ、１回確認しようか」



GENE「「「はい!!」」」



皆でモニターの近くに寄る



亜「おぉ!いいじゃん!!」



裕「かっこいいね」



隼「やっぱ?(((ﾄﾞﾔｧｧｧ」



龍「隼だけじゃなくて皆だからww」



隼「俺も入ってるじゃん!!」



玲「隼うるさい」



隼「ごめんでぃー…」



玲「メンさんうざい」



メ「なんで俺!?」



全「「「ｗｗｗｗｗ」」」



笑いに包まれている中もう一度モニターに目をやる



笑っている自分は嫌なくらいにあの女に似ていた



あ「っ…」



自分の顔見て怯えるとか…w



涼「A?大丈夫?」



あ「え…あ、ごめんwボーっとしてた」



涼「…顔色もさっきより悪いし、体調悪いの?熱は?」



涼太の手が私に向かって伸びて来る



あ「っ!!」

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