あなたの番です。【HQ】 (ページ5)

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潔子「じゃ、じゃあ、多数決にしませんか？」

武田「……僕はそれでいいと思います。」

潔子「じゃあ、紙を配るので、書き終わったらこの缶に入れてください。」

そういって菅原さ……潔子ちゃんは紙を配り始めた。

……私、どういう人達か分からないのに……

とりあえず、真面目そうだし……武田さんにしようかな……

それから何分か経つと、潔子ちゃんが紙を回収して、開票し始めた。

潔子ちゃんが紙に書かれている名前を読み上げ、武田さんがホワイトボードに書く。

潔子「武田さん……国見さん……国見さん……302号室の人……」

わ、私に入れた人がいるの……？

潔子「……国見さんが1番得票数が多かったので、国見さんにお願いしましょうか」

谷地「で、でも、国見さん、今日来てないですよね？大丈夫なんでしょうか……」

潔子「まあ……掲示板に貼っておけば見てくれると思いますし……」

天童「じゃ、国見さんで決定ってことデ！」

潔子「じゃあ、アレやりましょうか。」

『……アレ？』

華「新しい住人さんが入ると、お菓子とか用意して、ゲームやるんです。」

『そうなんですか……』

華「お菓子どうぞ？」

『あ、ありがとうございます。』

うん、美味しい。

滑津「あの……」

『はい？』

滑津「私、202の滑津舞って言うんですけど」

滑津「こういうのする時、みんなから集金してて……いくらでもいいんですけど、1000円以上入れないと色々言われちゃうかもしれません。」

『あ……今日、財布持ってきてないや……取ってきます！』

滑津「あ、立て替えておきましょうか……？」

『……いいんですか？次、お返ししますね。』

滑津「はい」

次の住民会は1000円持って行かないと……

矢巾「もう人狼ゲーム飽きましたよ、別のことしません？」

白福「確かに飽きましたね～」

天童「……じゃ、殺したい人書きあいません？」

谷地「……こ、殺したい人を？」

矢巾「……面白そうじゃないですか、やりましょうよ！」

天童「皆さん1人くらい殺したい人いるデショ？」

宮治「そりゃぁ……でも、捕まっちゃいますからねぇ」

……そういえば、この間見た推理小説で

『あの……殺人事件の時って無関係な人を殺した時だと捕まりにくいらしいんです。まず、身内や知り合いを調べるから……』

谷地「な、なんでそんなことをお知りになられているんですか……？」