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雄登 「……姉ちゃん、俺、父さんと話すことあるからさ、ちょっと席外してもらっていい?……出来れば外行って欲しい。」
「……うん。」
私は携帯と財布を持って外へ出た。
私はあの人に真っ先に連絡した。
A家、行ってもいい?
そう打つとすぐ既読がついて、OK、とスタンプが送られてきた。
幸い、私の通学路に家があるらしいので、見ればわかるはずだ。
雄登、大丈夫かな、殴られたりしてないかな……
……あ、表札………
雄登のことが気になりすぎて全く見ていなかった。
周りを見渡してみると運良く彼の家がすぐ近くだった。
私は呼び鈴を鳴らした。
「はーい…あ、いらっしゃい」
『ごめんね、急に押しかけて……七五三掛くん』
「大丈夫、親は1週間くらい居ないし、妹も今日泊まりだから。」
『そうなんだ……お邪魔します。』
七五三掛くんの家は暖かい雰囲気で、うちとは正反対でとても居心地が良い。
「……何か、あったの?あ、無理には言わなくていいけど。」
『……聞いて、くれる?』
「…当たり前だよ、だってAちゃん、すごく泣きそうな顔してるもん」
『……ありがとう』
涙が1粒零れた。
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時雨*らぶとら推し(プロフ) - はるなさん» コメントありがとうございます!私は数学と英語でやらかしてます(笑)更新できるように頑張ります!(笑) (2019年3月3日 11時) (レス) id: 1171357104 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - 私も中学生で、昨日まで学年末テストでした。私は、数学でやらかしました笑笑これからも、頑張ってください! (2019年3月2日 17時) (レス) id: 759c523584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2018年7月30日 1時