サイレントマジョリティー

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俺は美勇人とAちゃんのクラスを後にして、如恵留のクラスへやって来た。


「如恵留〜！」


川島 「あ、しめ！」


「やっほ〜、あのさ、突然で悪いんだけど…」


川島 「うん？」


「Aちゃんの連絡先持ってる？」


川島 「あぁ、持ってる……ってあれ？いつから名前呼びだったっけ？」


「昨日、色々あって」


川島 「へぇ……あ、送っとけばいい？」


「うん」


川島 「じゃ、俺日直日誌書かないといけないから」


「ありがとう〜」


もうそろそろ教室戻ろっと


───────────────

昼休み、携帯をいじっていると如恵留からLI○Eが来ていた。


恐らく連絡先を送ってきてくれたのであろう。


のえるAの連絡先だよ

しめさんきゅ


……っていうか、勝手に追加して迷惑かな？


友達追加くらいなら許してくれるか


っていうかアイコンが可愛い……うさぎのイラストってめっちゃ乙女……(笑)


………俺、なんかAちゃんのこと好きみたいになってるな、(笑)


松田 「………しめ、スマホ見ながらニヤニヤしてどうしたの？」


「えっ？……あ、いや、なんでもない！」


松田 「もしかして好きな子？」


「そんなわけないじゃん！(笑)」


まさか元太に見られてるなんて予想外だった。


っていうか好きな子って……Aちゃんはそんなんじゃないし。


俺のタイプはもっとふわふわした子だし。


そう、Aちゃんは友達として好きなだけ……だよね？

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