悪女でなにが悪いの

悪女　32 ページ36

あ「玲於。水城と一緒に外れてて。玲於には後でちゃんと話す…いいでしょ？」


HR「お前がいいなら」


玲「は、はい。夕菜行こう」


夕「うん…」


出て行ったのを見ると一つ深呼吸をして話し始める


あ「まず…この話は私の事…あー…どこから話せばいいかな…
　
私は、誰からも愛されず生きてきた。どうやって人と接すればいいか分かんないし、愛想もないからいつも独り。

最初は好きだった母親にも捨てられて…ショックすぎて…こんなに好きな人に捨てられるのが辛いとか…

幼いながらにそれだったら大切な人、好きな人を作らなければいいと思った…っだ、だから…」


なんか…自分を棚に上げてるみたい…


あ「嫌われ役は全部やったし、嫌われる事をやってきた…私の側にいる人は不幸になるっていうから…てかなるから、人が寄ってこないようにした。自分の檻を作った。そこから出ることのないように…

でも…どうしても妹…茉那だけは捨てられなかった…唯一の肉親だし…でも、茉那も死んじゃって…っずっと…今まで茉那のために歌ってきた、踊ってきた!

なのに…もういない…私は今ここにいる必要がある？散々嫌われるようなことしてきて、実際に嫌われてるし…あー…だから、自分のために周りを傷つけてたの」


TK「なんだよそれ!」


萩「あの…その不倫相手の子供って…」


あ「水城だよ…まさかこんな所で会うとは思わなかった…前から名前だけは知ってた。しかも、グループずっと同じだし…いい事をしてるとかそんな恩着せがましい事は言えないけど…いくら酷い父親でも…そんな酷い父親が大切にしてきた娘を…不幸にしたくなかった…実際は傷付けちゃったけどね」


あ「なぁーんか…綺麗事ばっか言ってるみたいｗ好きなように捉えてくれればいいからｗｗ」

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