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廉くんの脚の中に収められた状態でみんなの話を聞く。
(こんな状態じゃ、ドキドキしてみんなの話が頭に入ってこないよ…)
結衣「杏、廉くんの間にすっぽり収まっててなんか可愛いっ！」
結衣はそう言うと、私に目で頑張れと合図をして来た。
廉「ねっ、杏ちゃん小さくて可愛い！」
(この状態から何をどう頑張れば…私ってこんなに恋愛初心者だったんだな…もっとちゃんと経験しておけばよかった。知識がなさすぎる。)
すると、黙り込む私に見兼ねた結衣は、お手本とばかりに積極的に勇太くんに詰め寄っていった。
結衣「ねぇ、勇太くん…私も勇太くんの前に座りたいです…」
勇太「うん、おいで。結衣ちゃん俺に甘えてくれるんだ！可愛いっ。」
結衣は勇太の前に自分から座りに行った。
結衣「嬉しいです//////」
勇太「そかそか！こんなことでも喜んでくれるなら、こうしてあげる。」
勇太は後ろから結衣を抱きしめた。
勇太「結衣ちゃん、いい匂いするね。どう？嬉しい？」
紫耀「なー、お前ら、俺ん家なの忘れてない？笑 俺だけ可哀想みたいになってんじゃん！笑」
杏「！！ごめんなさいっ！紫耀さんのお家なのに…」
紫耀「ははは。笑 どーせ俺は、ただの一人暮らしの都合いい人だよー。」
紫耀さんはそうは言うものの、特に気にしてる様子もなく普通に楽しそうにしている。
(紫耀さんたちにとって、こういう状況って普通なのかな…すごく慣れてる感じがする。)
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作者名：アプリコットママ | 作成日時：2017年7月14日 20時
