どうしても、どうしても。２【Ren.N】 (ページ22)

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お昼

廉くんがクラスに迎えに来てくれるのを待つ。

改めて考えると、廉くんが１人で迎えに来るという現状を、周りの子たちがどう思うか気になってきた。

これ、後で質問責めに会う気がする…

あと、もう１つ気になっていたことがある。
結衣のことだ。

結衣とは、必ず廉くんと何かあったら報告するという約束をしている。

確かに、廉くんのことは報告しているけど、紫耀とのことは絶対に言えない。

廉くんはもちろん、結衣にまで隠し事をしている自分がすごく辛い。

きっと廉くんも結衣も、この事実を知ったら幻滅されると思う。

今日だって、結衣は廉くんと２人でお昼を食べる約束をしたことを、心から喜んでくれている。

男性と秘密の関係をもつことは、こんなにもリスクが大きいことなのかと実感した。