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５時間目終わり
杏の携帯が鳴る。
杏「誰だろ。……！！！！紫耀さん！？」
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紫耀「廉から教えてもらった。放課後、準備室来て。」
杏「わかりました。」
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紫耀さん…何の用事なんだろう…まさか謝ってくれたりはしないよね？私も紫耀さんとちゃんと話したいから行くしかないか…。
そして放課後、杏は重い足取りで準備室へと向かった。
紫耀は、先に準備室で待っていた。
ガチャ
杏「……あの、来ました…」
紫耀「おう。入って！」
予想とは違い、紫耀さんはニコニコしながら私を向かい入れた。
紫耀「今日は誰も来ないから安心して！来てもらったのは、昨日はごめんなって謝りたくて。」
杏「！！！！」
紫耀「廉とイチャイチャしてんの見せつけられて、腹たってつい手を出しちゃって。」
杏「…私も抵抗すれば良かったのにと反省してました。あの後、廉くんに好きって伝えました！」
紫耀「伝えられてよかったな！」
杏「はい！ありがとうございます！」
紫耀「ははは！」
紫耀さんは急に笑い出した。
杏「どうしたんですか？」
紫耀「いや、杏ちゃんって、ほんとにすぐ人を信じすぎ。うそうそ。俺、昨日杏ちゃんにしたことごめんなんて思ってないよ。」
杏「！！！！」
紫耀「杏ちゃんも気持ち良かったでしょ？あんな声出しちゃって。体は嘘をつけないからね。」
杏「っっ！！」
紫耀「廉に、昨日のキスのことバレされたくなかったら、俺の言うこと何でも聞いてよ。」
杏「……」
紫耀「廉、杏ちゃんのこと純粋だと思ってるのに、こんなこと知ったらかわいそうだなー。」
杏「紫耀さんひどい…」
紫耀「ひどい？ひどいのは俺じゃなくて、抵抗しなかった杏ちゃんでしょ？」
杏「……言うこと聞いたら黙っててくれるんですよね？」
紫耀「うん。約束するよ。」
杏「わかりました。紫耀さんの言うこと聞きます。」
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作者名：アプリコットママ | 作成日時：2017年7月14日 20時
